2009年02月27日

i'm ok by myself without the record company

years of refusalに圧倒されつつ、faith no more再結成の報せ(現在のところ再結成ツアーの予定のみ)もあり、そしてdepeche modeの新曲wrongも聴いた。

depeche modeのwrongは、目くるめく(?)wrongな世界を、荘厳に美しく激しく歌い上げる強烈な曲。唯一、rightが織り込まれた“made the wrong move, every wrong night, with the wrong tune played till it sounded right yah”からの展開が特に素晴らしい。


そんな至福の時を過ごすうちに思わず忘れそうになりながらも、ユニバーサルインターナショナルのサイトを覗いてみると、years of refusalの発売日は残念ながら18日のままである。

しかも、イギリスで3位、アメリカでも11位を記録したにも関わらず、morrissey関連のニュースも2月4日を最後に更新すらされていない。


発売日の訂正については、無事に発売された今となってはどうでもいいことだし、アルバム発売直後に至っても続くこの恐るべき静けさには驚きのあまり、それらしい文句も浮かばない。ここまでくると、むしろ何か特別な事情があるようにさえ思わずにいられない。そうでなければこの異常事態の説明はつかない。

または、仕事がおろそかになるほどyears of refusalに心奪われているのかもしれない。
確かに、これほどの傑作に比べれば、レコード会社の仕事など味気なく感じられたとしても仕方がない。

そして、聴きすぎた挙句に、きっと“I find I'm OK by myself and I don't need you and I never have”を都合よく解釈してしまったに違いない...。


...などとレコード会社の怠慢について、怒りを静めようと虚しくも健気な努力を重ねている間に、ついにmorrissey関連のニュース(アメリカで初登場11位)が更新された。それでも発売日は18日のままだ。



特別な事情もなければ、years of refusalを最後まで聴いたかどうかも怪しいところだ。

単純に「あまり人気のないアーティストには冷たい」という、レコード会社の典型的なやり方には違いないが、ここまで散々放置しておきながらアメリカで売れた途端、ニュースを更新するほどに露骨過ぎるのはやはり珍しい。

またしても「おレコード会社仕事」の実態を垣間見た思いがする。
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2009年02月26日

シンガーmorrissey

years of refusalにおけるmorrisseyの歌声に圧倒されっぱなしだ。

2004年の復帰後は特にシンガーとしての存在感が増し、you are the quarry/ringleader of the tormentorsにおいても十分にその歌声に圧倒されたわけだが、ここへ来てさらなる高みに達しているのだから、アルバムが届いた一昨日から恍惚感も伴う茫然自失状態に陥っているような感じである。


怒りや苛立ちが反映されたアグレッシヴなサウンドも、この圧倒的な歌声が牽引しているようにしか思われないし、各曲において従来のmorrissey節を超えて、歌メロが壮大かつ鮮やかな広がりを見せる点は、間違いなくさらに巧みに如何様にも歌いこなせるようになったからこそ可能になったはずである。

例えば、it's not your birthday anymoreの突き抜け方などは、現在の歌声が無ければあり得なかっただろうと思う。


付属DVDに収録された、無理問答の中に真実が垣間見られる(?)インタビューにおいて、詩作の秘密をたずねられたmorrisseyが「歌声が決め手だ。歌詞は、歌声次第でcaressにもなりうる」と答えていることからも、その歌声が彼の創作において、重要な位置を占めているということがうかがえる。


アメリカにおいて、11位というyou are the quarryに並ぶ高いリアクションを得たyears of refusal。

強靭でありながら慈愛に満ち溢れ、歴史に名を残すポップ・シンガーの如き迫力を湛えながら傍若無人なほどに刺激的でもある、その歌声をしてみれば当然の結果であり、そしてシンガーmorrisseyの存在感からしてみれば、「英国ロック界最後のカリスマ」ではもはや物足りなく、アメリカのチャート上位でbeyonceやknye west、bruce springsteenと肩を並べているほうが余程しっくりくるのである。
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2009年02月25日

years of refusal/morrissey

精力的なライブ活動を通して、morrisseyのボーカリストとしての力量がさらにレベル・アップしたことにより、メロディが従来の節回しから開放され、縦横無尽な広がりを獲得していることがよく分かる。

またサウンド面においては、時折顔を覗かせるウエスタンなテイスト、jeff beckやmark ishamといったゲストが彩りを添え、そして何よりこのアルバム完成後に急逝したjerry finnの手腕によるロック・グルーヴとポップ・センスの配合加減が絶妙である。


したがって、激しい拒絶で始まり、さらに激しく拒絶を叫びながら幕を閉じる、怒りを基調としたアルバムでありながら、ダイナミックな躍動感に溢れ、時に鮮やかでもあるサウンドとメロディ、そして強靭なボーカルが渾然一体となり、力強さを湛えているように感じられる。

劇的でも英雄的でもない世界観にも関わらず切実に胸に訴えかけ、むしろポジティヴな感覚さえもたらす、いわゆるmorrissey流のヴァイブが、アルバム中のあらゆる要素によって増幅されているという意味においては、またしても史上最強のmorrisseyと呼ばざるを得ない。


ソロ・キャリア20年を超えたこの期に及び、歌声にしろ、確信に満ち凄みを増す表現力にしろ、まさに悉く異例尽くしな進化を続けるmorrissey。

奇跡を目の当たりにするような思いとともに、このyears of refusalを聴いた。

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2009年02月24日

pet shop boysの素晴らしさ、日本映画の物足りなさ

先日のブリット・アワーズにおけるpet shop boysのパフォーマンスが素晴らしい。

ヒット曲の数々と最新アルバムyesからの新曲を約10分のメドレー(stuart priceプロデュース)にしたもので、ステージ上に映し出される映像とダンサーを駆使したアーティスティックな演出とともに、今回の授賞式のためだけでは勿体ないくらいの力の入りようである。是非、映像としても、音源としてもリリースしてもらいたい(イギリスのiTunes storeでは、brit awards 2009 medleyとしてリリースされているらしい)。


新曲love etc.からleft to my own devicesの一節を挿み、always on my mindへと展開するあたり、またbeing boringの一節に続き、the killersのbrandonが加わるit's a sin、そしてもちろん、再びbrandonとlady gagaが登場し女性コーラス・パートを歌うwest end girlsなど全編に渡って鳥肌も消える間がないほどだ。

唯一、what have i done to deserve this?で、lady gagaが場違いな格好で現れたかと思ったら、隅のほうでちょっと歌っただけですぐに引っ込んでしまう演出には疑問が残るものの、驚くべきヒット曲の多さとそのクオリティの高さはまさに彼等の功績を実感させられるものであり、また織り込まれた新曲love etc.とall over the worldにおいては、今だ現役バリバリのポップ・センスもアピールするという、功労賞に相応しい圧巻のステージだといえる。

ほんの10分のステージのためにここまでやる、そのサービス精神及び生粋のエンターテイナー振りも本当に素晴らしいと思う。



このサービス精神、つまりファンに対する感謝の気持に溢れたステージと対極にあったのが、日本アカデミー賞の授賞式。

同じような内容のコメントを「あの〜、あの〜」で引きのばすとか、くだらない話で失笑を誘うとか、照れ笑いでごまかすとか...、仮にも映画館に足を運ぶ観客で成立する賞であるにも関わらず、画面の向こうの客を意識すらしていないような振る舞いと質の悪いコメントに終始していたのには、大いに呆れてしまった。そこには、サービス精神の欠片もなければ、エンターテインメントに携わるものとしての自覚すら見当たらなかった。

演技で勝負するとでも言いたげな俳優も見受けられたが、サービス精神も無いようなタイプがいくら演技に精を出したとしても、それは単なる自己満足で終わってしまうと思う。実際、授賞式でのコメントのグダグダ加減は、その演技の拙さと比例しているようにも思える。


この両極端なふたつの授賞式の様子は、サービス精神の大切さを改めて実感させてくれるとともに、評判の日本映画を見てもかえって損したような気がする原因も解明してくれたように思う。

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2009年02月23日

初登場3位の意味

ついに日本盤発売まであと2日となったmorrisseyのニュー・アルバムyears of refusal。すでに先週発売済みのイギリスでは3位に初登場している。

先週1位に初登場したlily allenには及ばないかもしれないが、2位は確実だろうと予想していたら、先日のブリット・アワーズ効果により、kings of leonのonly by the nightが再び1位を獲得するという番狂わせが起きてしまった。

アルバム・チャート自体、morrisseyとlily allen以外は全てブリット・アワーズ効果により順位を上げたアルバムに支配されてしまっているのだが、それにしても、これまで散々ヒットし続けてきたonly by the nightをまだ聴いていなかった人が、再びチャート1位に押し上げるほど存在しているというのはさすがに驚いた。
only by the nightも大好きなアルバムなので再度の1位は喜ばしいことだが、この期に及んでもまだ聴いておらず、ブリット・アワーズの授賞式を見て慌ててこのアルバムを購入した多くのイギリス人に対しては「遅すぎるよ」と文句のひとつも言わずにはいられない...。


しかし、それでも3位である。

大したプロモーションもせず、現在の音楽シーンに色目を使うこともなく、コラボといえば昔なじみか、突然とんでもないベテランを引っ張り出してくる...、もうすぐ50歳のおじさんが、そんな風にやりたい放題やったアルバムが、ヒョイと3位にランクインしたと考えてみれば、これは落胆するようなことではない。

しかも今回は、先行シングルi'm throwing my arms around parisが先週初登場21位、今週はトップ40圏外という厳しい結果に終わっているし、that's how people grow upとall you need is meは昨年のgreatest hitsに収録され、シングルとしてもリリース済み。さらにいえば、years of refusalというアルバム自体が、昨年秋の発売予定から大幅に延期されているのであり、例えば、昨年秋に予定通りリリースされた場合よりは、アルバムに対する注目度が低くなったとしてもおかしくはない。そんな状況での3位はやはり凄いのだ。


また、years of refusalには、自分の曲がイギリスのラジオでかからないことを含め、現在の音楽シーンに対する不満や苛立ちが投影されている、というmorrisseyのコメントを参考にすれば、このアルバムが3位に甘んじなければならない現在の音楽シーンに不満や苛立ちを感じている人達が、このアルバムをチャートの3位にランク・インさせるくらいの数は存在しているということでもあるのだと思う。

だから、本当は物足りない3位も痛快に感じられるのである。

posted by atons at 18:24| Comment(3) | TrackBack(0) | morrissey | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月22日

james morrisonは悪くない

ここまで来たらyears of refusalの発売日が訂正されるのを見届けてやろうと思い、今日もユニバーサルインターナショナルのサイトへ。

そこで驚くべきニュースを発見してしまった。


「『ブロークン・ストリングス feat. AI』着うた(R)・着うたフル(R) 2月25日配信!」

「待望の2ndアルバム『ソングス・フォー・ユー』がいよいよ3月4日リリース! 日本盤のみアルバム随一のバラードである『ブロークン・ストリングス』をジェイムス本人の指名により実現したAIとのデュエット、『ブロークン・ストリングス feat. AI』として収録! そしてこの『ブロークン・ストリングス feat. AI』を2月25日AM5:00より着うた(R)先行配信!! 」



輸入盤の発売から遅れること5ヶ月、james morrisonのsongs for you, truths for meの日本盤が3月4日についに発売されるわけだが、「ブロークン・ストリングス feat.AI」とは...、これまた4ヶ月かけて余計なことをしてくれたものだ。


まだ聴いていないのに「余計なこと」などと決めつけては、AIに失礼かもしれないが、nelly furtadoとの共演によりこの曲は完成されているのだし、またそれが素晴らしい出来だからこそイギリスにおいてアルバムからの2ndシングルとしては異例ともいうべき大ヒットを記録中なのではないだろうか...。

そう考えれば、AIの才能云々以前に、日本人のアーティストと共演させて話題作りをしようという安易な発想自体が余計なことであり、broken stringsという曲にもnelly furtadoに対しても失礼な話なのである。


気がつけば、このレコード会社ではそのほかにも、ne-yoと宇多田ヒカル、all american rejectsとmihimal GT、nellyとDOUBLEなど、和洋折衷コラボでの話題作りがやたらと目につく。


確かに宣伝のための話題作りとしては効果があるのかもしれないが、やはりオリジナル・バージョンには及ばないというのが世の常識であるのだから、宣伝効果も微々たるものだと思うし、オリジナルに及ばないとなればどちらのファンにとっても、それほど有難い共演にはならないはずである。

プロモーションのためと割り切るアーティストも、オリジナルに及ばない中途半端な曲を聴かされるファンも置き去りにして、レコード会社だけが自らの企画にはしゃいでいるようにしか思えないのだが。


「ジェイムス本人の指名により」というのもおかしな話だ。
james morrisonが日本の音楽シーンに精通しているということでもなければ、レコード会社の発案、人選と考えるのが自然。また、もし本当に本人が指名したということになると、本来ベストなトラックを収録するべきアルバムについて、本人のクリエイティヴィティが大きく揺らいでいるということにもなりかねない。そしてそれは、ひとあし早く輸入盤を購入したファンや海外のファンを蔑ろにするということでもあるのだ。

それほどの危険を冒してまで、よく知らない日本のアーティストとコラボする理由があるとすれば、それはレコード会社主導のプロモーションを渋々受け入れた場合に限られるのではないだろうか。


もちろん、そんな四角四面な考え方ではなく、james morrisonとしても興味深い試みのひとつとして、今回の提案を受けたに違いない。ほかのアーティストとコラボレーションしてみるのも楽しいだろう...、くらいなノリなのだと思う。


それも分からないではないのだが、何しろ5ヶ月遅れ、you make it realには「君が僕にくれたもの」という余計なサブ・タイトルをつけたまま、本国でのヒットを反映するようなデラックス仕様も無く...、その挙句に、オリジナルより劣るであろうbroken stringsが追加されるというのでは、ファンの癪に障っても仕方が無い。



しかも、years of refusalの発売日がまだ18日のままだから、尚更なのである。
posted by atons at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | james morrison | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月21日

roll up the red carpet/doll and the kicks

morrissey経由で聴くことになったバンドは数多い。90年代にはechobellyやmarion、200年代ではthe thrillsやfranz ferdinandなど。
中でもthe thrillsは、今やmorrisseyを含め80年代から聴き続けているアーティストに次いで大切な存在となっている。

例えば、the courteenersの1stアルバムを聴いてもピンとこなかったように、morrisseyのお気に入りバンド全てが必ずしも肌に合うというわけにはいかないものの、素晴らしい音楽との出会いの機会を、かなり提供してもらっている。



ミュージック・マガジンのインタビューでmorrisseyが大プッシュしていたdoll and the kicksのシングルroll up the red carpetを聴いてみた。

女性ボーカルを中心とした4人編成、ギター志向ながらもレゲエからディスコ・ビートへと展開する雑食性からして、すでに引き合いに出されているno doubtが頭を過ぎらざるを得ない。

しかしながら、いかにも現代女性ボーカル的なエキセントリックな要素ばかりではなく、サビではi feel loveを彷彿とさせる妖艶さがあるかと思えば、端々には(こちらもすでに名前が挙がっているkate bushを思わせる)クラシカルな要素も漂う、そのボーカルにはグイグイと引き込まれてしまう存在感が確実にある。
そのうえ、まるで限界ギリギリまで張った太い弦が縦横無尽にしなるが如くに強靭である。

また、ロックとレゲエやディスコが共存する今さら目新しくない曲調も、こういったオルタナティヴなタイプの曲が陥りがちな取ってつけたようなぎこちなさがなく、ギターを中心としたソリッドなグルーヴが一体感をもたらし、かえって十分にポップなスタイルとして昇華しているようにも感じられるのも魅力的な点だと思う。



一昨年のmika、そして昨年のadele/duffy/foalsとはまりすぎた反動ためか、BBCのsound of 2009には、あまり心動かされるアーティストが見つからなかった。

今年初の素晴らしい出会いは、morrissey経由ということになった。
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2009年02月20日

恐るべき静けさ

日本盤timelessのボーナス・トラックが楽しみで何度か検索してみたのだが、3月11日の発売まで1ヶ月を切っても情報が見つからない。

恒例の「嫌な予感」がヒタヒタと忍び寄ってくるのを感じつつ、エイベックスのmu-moを覗いてみると、timeless日本盤は姿を消し、無情にも「販売終了」の表示が...。

幸いにも発売が延期されただけで、現時点での発売日が決定していないために取り扱いを中止したということらしく、はしゃぎすぎて怒られた子供のように落胆したのも束の間、むしろきちんと必要な情報が更新されているということが嬉しく、また有難くも思われた。



そして、自然と日本盤years of refusalの発売日をまだ25日に訂正していない、某レコード会社の怠慢のほうが癪に障ってくる。
レコード会社の怠慢に倣って、18日前後に発売された音楽誌のレビュー欄も軒並み「発売中」で統一されている。

U2とUtadaで忙しいのも分かるし、mamma miaとabbaの一石二鳥ヒットに浮かれて、日本であまり売れないアーティストのために働くのが馬鹿らしくなっているのかもしれないが、それにしても発売5日前とは思えない恐るべき静けさである。

これまでも、特に発売延期が恒例のduran duran関連では日本のレコード会社の冷淡さを味わうことが多かったが、これほどの放置振りはちょっと初めてかもしれない。



「ダフィー、トロフィーはザ・スミスの隣に」2009-02-20 BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000047223

「ブリット・アワーズで3冠(最優秀新人、最優秀女性ソロ・アーティスト、最優秀アルバム)に輝いたダフィー。トロフィーは家に持ち帰らず、彼女の才能を発掘したRough Trade Recordsのオフィスに飾るつもりだという。

彼女はAPTNにこう話した。『そこにモリッシーやザ・スミスのアワード、それにアントニー&ザ・ジョンソンズのマーキュリー・アワーズがあるのよ。いつも、その棚に何か置きたいって思ってたの。それにスゴク有名なレーベルでしょ。私なんか見習いみたいなものよ』」



同じレコード会社の人気者duffyもこう言っていることだし、今さら彼女のような音楽を愛するがゆえの謙虚な気持まで取り戻してくれなんて高望みはしないが、せめて発売日を訂正するくらいの敬意を払ってもらえないだろうか?

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2009年02月18日

007次回作、主題歌当確?

duffyによるlive and let dieのカバーを聴いた。

これは、戦禍を受けた子供達を支援する団体War Childのチャリティ・アルバム・シリーズの最新版War Child Heroes:Vol.1に収録されたもの。今回は、ロック界の御大たちが若手アーティストを指名し、自らの曲をカバーしてもらうという企画になっている。
中には本当に指名されたのか怪しいような組み合わせもあるが、ともかく興味深い企画であるには違いない。

duffyによるlive and let dieのカバーは、やはり期待通り素晴らしい出来。duffyの歌唱も然ることながら、ポール師匠もといpaul mccartney卿のチョイスもまたさすがである。


duffyならば何を歌ってもいいものになるのだとしても、より映画音楽らしくしっとりとアレンジされたサウンドと彼女の郷愁を誘うボーカルが見事に合致し、むしろ本家よりも映画音楽らしい、それこそshirley basseyやnancy sinatraと肩を並べるべき、堂々とした仕上がりになっていると思う。


80年代以降のポップ及びロック路線も、jack whiteとalicia keysによる過激なanother way to dieに至り、来るところまで来たというか、そろそろひと区切りつけても良さそうなムードが漂ってきた感じもする007の主題歌。次回作において、shirley basseyやnancy sinatra時代のクラシカルな路線に回帰することも十分考えられる。
その場合、今回のlive and let dieのカバーを聴けば、duffyをおいてその適任者はいないということになるだろう。

まさに007次回作主題歌当確なクオリティなのである。



また、その一方でアルバムrockferryから今回のカバーまで、いわゆるレトロな雰囲気で統一された作風ばかりでは、彼女の極上の歌声に対して少々物足りなくも感じられてくる。

彼女の歌声の芯の部分には、確実に時代を超越した、ダイレクトに心を鷲掴みにする強烈なヴァイヴがある。

それはこれまでの作風に留めておくには非常に勿体なく、さらに彼女が「人生のサウンド・トラック」の1曲として、princeのthe most beautiful girl in the worldを挙げている記事を見かけたりすると、もっと現代的なアプローチを含めた多彩なサウンドでその歌声を聴いてみたいと思わずにはいられないのである。
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2009年02月17日

why do you come here and why do you hang around?

当初11日に日本先行で発売される予定だったものが18日に延期になり、そこからさらに25日まで延期されたyears of refusalの日本盤。

18日に延期されはしたものの、「輸入盤からほんの1日遅れならば」とHMVに日本盤を予約した翌日に「25日に延期」の報せが届き、さらに「1週間ならば」と予約はそのままにしておいた。


i'm throwing my arms around parisのシングルも届き、輸入盤が発売され、まさに残すところあと1週間。シングルを聴きつつ待っていれば、慌てずとも来週には聴くことができる...。そう考えれば我慢できるものと思っていたが、やはりなかなか落ち着かない。

だからといって、今からHMVに注文するのも、来週には届く日本盤のことを考えるとタイミング的に少々遅すぎるわけで、やはり大人しく来週を待つのが利口に違いない。


しかし、もし何かのついでに近所のCDショップを覗いて、そこで偶然years of refusalの輸入盤を手にしてしまったら、きっと買わずにはいられないだろうなぁ、などと考えるうちに、自然と近所のCDショップに足が向いてしまうのだった...。

結局そのCDショップでは、years of refusalの輸入盤は入荷されておらず、「どうせ国内盤を待つつもりだったし、これはこれで良かった」とやせ我慢気味に自らを納得させようとしたのも虚しく、見つからないとなるとかえって聴かずにはいられないという悪循環にはまり、もう1箇所だけ近所で輸入盤の新譜の取り扱いが見込めそうなCDショップへと、つい足がむいてしまうのだった...。


その小さなCDショップが、移転したことは知っていたものの、インターネットを通じて簡単に、しかも安くCDが入手できるようになってからは一度も利用したことがなかった。

十数年ぶりに入ったそのCDショップは、商売として成立させるためか、オーナーの趣味が変わったのか、それともオーナー自体が代わったのかは分からないが、すっかり僕とは縁遠い場所へと様変わりしていた。

R&B、HIP HOP系のクラブ・ミュージックが流れ、DJ風なファッションの若者がDJ用のレコードを「ストン、ストン」と小気味良く物色している。ロック系は隅に追いやられ、ここでも紙ジャケが幅を利かしている。morrisseyのCDなんて1枚も見当たらなかった。


your arsenal/vauxhall and iの頃のシングルは、ほとんどこのCDショップで揃えたものだ。
vauxhall and iの発売前、morrisseyのB-side collection(your arsenalまでのシングルのカップリング曲を1枚にまとめた、いわゆる海賊盤)を購入した際、店員さん(もしかしたら店長さん)から「来週には新作(vauxhall and I)入荷しますよ」と声をかけられたこともあった。

そのほかにも、初めて買ったthe smithsのアルバム、blurのgirls & boys、frank & waltersなど、忘れ難い出会いもたくさんある。そもそも初めて輸入盤を手にしたのが、このCDショップだったのだ(兄に頼まれたduran duranのburning the ground)...。


しばらくの間、そんなことを懐かしく、ちょっと切なく思い出しながら、しかしあまりにも場違いで居たたまれず、早々にそのCDショップを後にした。頭の中ではずっとsuedeheadが鳴っていた。

posted by atons at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | morrissey | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする