2009年10月30日

あっさリイシュー

holly johnsonのソロ・アルバム2作blastとdreams that money can't buyがリイシューされる。

無論、音楽業界最後の良心CDジャーナルの情報である。

「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのフロントマン、ホリー・ジョンソンの初期ソロ作が復刻」 2009/10/28 CDJournal

http://www.cdjournal.com/main/news/holly-johnson/27029


廃盤状態だったものが容易に入手できるようになるのは有難いものの、どうやらボーナストラック等は収録されないらしく、長らく待たされたファンからすればちょっと肩透かし。

それにしても今どき珍しい、あっさりとしたリイシューである。「あっさリイシュー」より「こってリイシュー」が好まれるこのご時勢に、どこぞのEMIじゃあるまいし。



その「あっさリイシュー」の代表、帯違い廉価盤商法(「ROCK YOU ロック名盤1500」というキャンペーンのアンコール・プレスらしい...、一体誰がアンコールしたんだか...)の一環として、12月2日、robbie williamsの過去作品が1枚1500円で発売される。まず間違いなく変わっているのは帯だけだと思われる。

reality killed the video starリリースに併せて廃盤状態だった過去のアルバムを低価格で提供すると好意的に受け取ることも出来るが、そもそも今の今まで廃盤状態だったことがいくらなんでもあり得ない話であるし、そろそろlife thru a lensあたりのデラックス仕様が企画されてもおかしくないタイミングを考えると、いつもの「あっさリイシュー」兼「ちゃっかリイシュー」であると考えたほうがよさそうである。


当然今回もduran duranやculture clubの作品も「ROCK YOU」な感じで、アンコール・プレスされているわけだが、例えばculture clubについて言えば、1stと2ndのみ、しかも曲目から判断するに、先日やっと発売された紙ジャケット盤のリマスター音源を使用していないことは明らか。

低価格とはいえ、クオリティの劣るものを、しかも紙のジャケットに入れただけの手抜きリイシューでそこそこ潤った後に、いけしゃあしゃあと売ってしまうこの感覚、およそ音楽を扱う企業らしからぬやり方、改めて「EMISM」ここに極まれりというべき商法だと思う。



そんな風に「あっさリイシュー」を何度も何度も繰り返すのは論外として、できれば「こってリイシュー」、少なくとも、しかるべきタイミングにしかるべきヴォリュームのリイシュー、つまり「きっちリイシュー」を心がけてもらいたいものである。
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2009年10月29日

我慢下手

reality killed the video starからの2ndシングルはyou know me、12月7日リリースという報せ。その報せとともに音源も提供されるわけだが、そこでしばし躊躇。

カチッとクリックすればrobbie williamsの新曲が聴けるというのに、何を躊躇うことがあるのかといえば、それはアルバムを手にした時の衝撃と感動を味わいたいからである。

ついネットの誘惑に負け手当たり次第に新しい音源を貪り、気がつけばアルバム発売前にほとんどの曲を聴いてしまっているというような事態に陥りがちな昨今。情報が少なかった分アルバムを手にした時の感動もひとしおだった頃を知る世代としては、好きなアーティストの新作が発売されるたびに、「あの感動をもう一度」と思いながらも、結局はまともに我慢できたことは無い...。

今回は特に3年ぶりということで、必然的にその衝撃と感動も大きくなるだろうと思えば我慢してみる価値は大いにあるし、またbodiesとbody double mixが素晴らしく、何度聴いても飽きないことも手伝って、ここまではどうにか新しい音源をやり過ごすことができている。どうせならもう少しだけ我慢して、新作をまさに新作のまま、まっさらな状態で味わうあの醍醐味を味わいたい...。

...しかし、こうして目の前に「どうぞ」と差し出されては、そもそも聴きたくてたまらないものを我慢できるはずもなく、これを聴かずして何がファンだという気もしてくるし...、「この1曲だけ」と自分に言い聞かせつつ、言い訳しつつ、ついにyou know meを聴いてしまった次第である。


ゴージャスなオーケストラとコーラスを従えた王道のロッカバラード。シンガーrobbie williamsの面目躍如たる堂々の仕上がり。ヒリヒリと胸に沁みるメロディも秀逸。trevor horn印のこれでもかという壮大なオーケストラアレンジが、robbieの歌声とせめぎあわないギリギリのところで、かえってその表現力を増幅させている点もやはり聴きどころである。


わかりきっていたことではあるが、ものの見事にアルバムへの期待に火を注がれてしまい、発売まであと10日程度、きっと入荷が遅れるからさらに数日、果たして他の曲を聴かずにいられるかどうか...、自分のことではあるものの非常にあやしくなってきた。

このままなし崩しに、手当たり次第聴いてしまうなんてことがないように、いま一度気を引き締めなければならない...。


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2009年10月27日

グダグダなタグ

10月25日付最新のUKチャート。先週初登場2位を記録したrobbie williamsのbodiesは4位。今週初登場1位のcheryl coleのfight for this loveが、先週初登場1位のalexandra burkeのbad voysによって更新された今年のUK最速セールス記録をあっという間に更新してしまったことを考慮すれば、順位は下げたもののまだ好調を維持しているといって差し支えないだろう。

アルバム・チャートでは、spandau balletのonce moreが初登場7位。再結成ツアー開始直後というタイミングの良さがあるにしても、新曲2曲と過去曲の新録バージョンで構成されたベスト盤としてはこちらも大健闘である。


そのUKチャートで7位と大ヒット中のアルバム、やはり僕の手元には届いていない。予約して、発売日の19日には入荷遅れの報せがあり、その19日から「通常ご注文後2-5日以内に入荷予定」と表示されたにも関わらず、そのまま5日が過ぎた。

よくあることと割り切れないほどに、ここ最近HMVのグダグダ加減は過去最高にグダグダ感を増している。僕が注文する商品がたまたまそういったグダグダな状況を引き起こしているのか、HMVがグダグダ加減に磨きをかけているのか、初登場7位のアルバムさえまともに届かないのはHMVのせいにして構わないと思うのだが、いずれにしても僕とHMVの相性が、今現在最悪であることには違いない。



そんな時に、余計に目障りで癪にも障るのが、例のリニューアルという名の改悪の際に登場した「タグタイル」というヤツ。

「音楽商品に『タグ』を付けることで、商品を『きもち』『シチュエーション』『アーティストの空気感』という軸で探すことができるコンテンツ」で、従来のカテゴリ以外の軸で商品検索を可能にすることにより、「新たな音楽との出会い」と意図したものらしい。

「新たな音楽との出会い」といえば聞こえはいいが、いわゆる「泣ける歌」とか「泣ける映画」みたいな括りだとすれば、まず音楽ありきではなく、気持やシチュエーション優先という姿勢からして釈然としない。それに100人いれば100通りある、いやそれ以上あってしかるべき曲に対する印象をタグ付けすること自体、かえって対象のイメージを散漫にするばかりで、それを手繰っていったところで果たしてイメージしたような音楽との出会いがあるかどうかは非常に心許ない。


例えば、duran duranにつけられたタグを見ても、「おやすみタイム」に「戦闘モード」、「スルメ系」に「神」、「パーティー」で「アゲアゲ」なのに「クール」で「癒し」と相反する矛盾だらけのタグが混在し、果ては「しとしと雨」みたいな超個人的な印象や、「メガネ」というよくわからないものまで紛れ込んでいる。

これでは、いざいとういう時に役立たないという意味では、まるで付箋だらけ、蛍光ペンだらけの参考書みたいなもの。関係ないものが隅っこでチラチラしているという意味では、教科書の隅に描かれたパラパラ漫画のようなものである。

もしかしたら、これがきっかけでduran duranの音楽に親しむようになる人もいるかもしれないが、わざわざこんな込み入ったわけのわからない道筋を辿らずとも、この時代いくらでも主体的に、しかも効率よく新しい音を探すことができるわけで、やはりほとんど意味の無い機能であると言わざるを得ない。



利用者にとっての改善がなされた後であれば、いくらでもタグだろうが何だろうがつけても構わないのだが、グダグダのくせにさらにグダグダなタグをつけるのはうっとうしく、そのせいでこんなくだくだしい不満も並べなければならないのである。
posted by atons at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

morrissey released from hospital, swords released

morrisseyはその後体調も回復し、念のために一晩入院しただけで翌日には無事退院したらしい。とりあえず大事に至らずひと安心、無理せずに十分休養してもらいたい。


ただこうなると、ライブをキャンセルされたファンは穏やかではいられず、今後のライブに参加予定のファンも気を揉むことになるわけだが、(日本からライブへ参加するような立派なファンの方には、大いに同情しつつも)来日ライブ自体が実現しない日本のファンとしては、その回復を素直に喜べることをかえって誇りに思いたいなどと強がることができる余裕もまた嬉しかったりする。


そして今日26日は、アルバムswordsの発売日。

昨日の落ち着かない気分を経たうえで、無事にこの日を迎えることができたと思えば、morrisseyという存在の大きさを改めて痛感せずにはいられない。

ここでtower recordsから、すんなりとswordsが届けば言うこと無しなのだが、もちろんそんなことはmorrisseyの回復以上に難しい。


swordsが手元に届くまでの紆余曲折に煩わされるのも、morrisseyの病状を心配することと比べれば大したことではない...、と言い切れない煮え切らなさも、いかにもいつもどおりに戻ったような感じがして、心地いいくらいに不平不満も口を吐くのであった。


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2009年10月25日

morrissey collapses...

morrisseyが10月24日swindonでのライブにおいて、1曲目のthis charming manを歌った後にステージ上で倒れ、そのまま救急車で病院へ搬送されたらしい。

救急への第一報の際には意識不明だったとの情報もあるようだが、救急車が会場に到着した時には意識もあり、病院からの発表によると呼吸困難の症状があるものの状態は安定しているとのこと。


きっと大騒ぎするようなことではないと思うのだが、何しろmorrisseyのことであるし、自分が病院ましてや救急車などとは縁がないこともあり、余計に落ち着かない。

ふと我に返り、これだけ落ち着かないものかと少々驚きつつ、今はただ一刻も早い回復を祈り、その報せを待つばかりである。
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2009年10月24日

helen terryを聴くなら

helen terryのソロ・アルバムblue noteのリイシュー盤が、10月19日にリリースされている。リリース自体にも驚いたが、それをしっかり報せてくれるCDジャーナルにはもっと驚き、また有難く思う。

「カルチャー・クラブの準メンバー、ヘレン・テリーの1stソロ作が拡張版復刻」2009/10/20 CDJournal

http://www.cdjournal.com/main/news/culture-club/26849


何しろculture clubファンの僕をしても、helen terryのソロ・アルバムについてはよく知らない。culture clubを離れてソロ活動をするというところまでは把握していたものの、それ以降の消息はつかめていない。音楽誌でアルバムの情報を目にしたことも、(クロスオーバーイレブンあたりで流れていた可能性はあるかもしれないが)ラジオでもその音源を耳にした覚えもない。

そんなわけで、今回晴れてyou tubeでその音源に触れてみたのだが、culture clubには欠かせないboy georgeとの相性バッチリだった歌声が、少々パワフル過ぎるような巧過ぎるような、もうひとつ盛り上がれず、結局リイシューの購入には至らずにいる。どこか儚げな美しさを湛えたboy georgeの歌声との絶妙の絡みを知るものにとっては、どうしても過剰な感じがするのだ。


これが決して誉められた聴き方ではないことは十分知承知している。ただそれほど彼女とboy georgeとの相性が良かったということでもあり、またculture clubには欠かせなかったということでもあるのだ。

それは、black moneyやthat's the wayがアルバムcolur by numbersにもたらしている、オーセンティックなソウル・テイスト及びエヴァーグリーンな質感からも明らかである。

ライブにおいても、その圧倒的な歌唱力が、ともすればその儚さと繊細さが拙さにも成りかねなかったboy georgeのパフォーマンスに大きな安定感と風格を添え、同時に観客にも安心感を与えていたのだと思う。




boy georgeがculture clubの再々結成を画策しているらしい。

前回の再結成は、確かにyour kisses are charity/sign language/less than perfectといった素晴らしい曲も生まれたものの、振り返ってみるとboy george人脈が幅を利かせすぎていたように思うし(4人の共作曲だけで構成すべきだった)、リリースのタイミングそしてのその後の展開からしても、あの突然の活動休止以来の再結成としては、やはり中途半端という印象が拭いきれない。

ゆえに、もはやファンをしても、今回の再々結成にかける意気込みがいかほどのものかについて推し量ることは非常に難しい。


しかしながら、多くの80年代バンドが再結成を果たし、充実の新作を届けてくれる中にあって、第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの中心的存在だったculture clubの不在を寂しく物足りなく感じていたファンにとっては、今度こそは腰を据えてしっかりやってもらいたいと思わずにはいられないし、またそこに(もう歌ってはいないようなので難しいかもしれないが)helen terryの名前があったりしたら、2度目の再結成にこれほど心強い味方はないだろうと思う。
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2009年10月22日

2歳からのthe killers

知り合いの小学校の先生が、給食時間にかける曲のことで頭を悩ませていた。

基本的には生徒からのリクエストに応えなければならないのだが、生徒からリクエストがあった曲をそのままかけるのはどうしても忍びない。いずれも最近のヒット曲ばかりなのは、まだテレビ等から受動的に音楽と関わることしか知らないであろうほとんどの生徒にしてみれば致し方ないことではある。しかしながら、このあまりに気持のこもらない、スッカスカで中身がない、かろうじて音楽としての体裁を取り繕ったかのような代物を教育の現場で流していいものか。いや、世の中にはまだまだ素晴らしいものがたくさんあることを教えなければならない場所で、その対極にある、卑近でただ売れているということにしか価値が見出せないようなものを流していいはずがない...。しかし押しつけになってもいけない...。


音楽に重きを置かない人ならば、生徒のリクエストのまま似非ソウル、アメリカの後追いR&B、夢と希望及び友情と恋愛に終始する素人のど自慢レベルHIP HOP歌謡及び愚直ロックなんかを、何のためらいもなく学校で流して平気なのかもしれないが、音楽を愛しそれ以上に子供愛するその先生にとっては、相当な悩みの種になったようだ。


同じく音楽を愛するものとしては大いに同情し、また子供達にあまり聴いて欲しくない曲こそヒットしてしまう音楽シーンを大いに憂うものである。


子供達に影響を与えるであろうメジャーなアーティストには、自らが与える影響について責任を持つべきである。

それは何もPTAが問題にするような話ではない。教科書のごとく真面目で健全であれというわけでもない。

例えば、夢や希望や友情を愚直に歌っておけばいい、ミディアム・テンポにありがちな恋愛模様を乗せればいい、フィーチャリングしておけばいいなどという安易さ、そこに至るクリエイティヴィティやイマジネーションの乏しさ、魂のこもらなさのことを言うのであって、そこから発せられる音楽とは懸隔甚だしい味気なく不愉快なヴァイヴ、有害な低周波のようなものが与える影響のことを言うのである。


改めて本当にいいものが売れるとは限らないという前提に立ち、音楽そのものだけで子供達の純粋な眼差しと対峙できるかどうかと問えば、現状ではほとんどが顔を真赤にして逃げ出さなければならないだろう。

にも関わらず、十数年後には「好きな曲」や「忘れられない曲」として、立派な大人になった子供達がそれを歌わねばならないということを、まずは肝に銘じておくべきである。


the killersがtwitterに掲載した動画。

the killers human by a two year old singing baby
http://www.youtube.com/watch?v=qMJV6_RZHBc

humanのように、2才児にも安心して聴かせることが出来る曲を作ってもらいたいものだ。
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2009年10月21日

「反逆のヒーロー」には反対

長山洋子が16年ぶりに期間限定でアイドルとして復帰するというニュースを目にした。

もちろんアイドル時代を知らないわけではないが、bananaramaのバージョンをカバーした「ヴィーナス」と、johnny hates jazzのi don't want to be a heroをカバーした「反逆のヒーロー」をテレビで歌っているところを見たことがあるという程度。

失礼ながら「ヴィーナス」は、同じ洋子が洋楽カバーということで、内容以前に荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」の二番煎じのようにしか思えなかったし、当時から大好きな曲だったi don't want to be a heroのカバーに至っては「おいおい...」という感じで言葉を失ってしまった。

時代劇「三匹が斬る」が大好きだったこともあり(役所広司演じる久慈慎之介が最高にカッコよかった)、「お蝶」役での可愛らしい演技のほうが強く印象に残っているくらいだった。


歌手としての彼女に衝撃を受けたのは、それから大分たった2007年の紅白歌合戦でのこと。

テレビから聞こえてきた張りのある美しい歌声にハッとさせられた。それが三味線を弾きながら「じょんから女節」を歌う長山洋子だったのだ。張りもあってキレもある、繊細で美しいのに芯の強さも尋常ではない。三味線を弾きながら歌う姿も、その歌声の如く凛としてカッコよかった。聴いているほうも背筋を伸ばさねばならないような、そんな圧倒的な存在感があった。その年の紅白で最高の歌声であったことは言うまでもない。

それ以降、NHKの歌謡ステージに出演の際にも注意して聴くようになり、今となっては演歌もポップスもひっくるめた日本の音楽シーンにおいて、最も気になる歌声である。

デカイ声で唸ることが出来ても、そこには圧倒的に美しさが不足しているし、また華麗で美しく歌うことが出来ても、一本芯が通ったような強靭さが感じられることはまずない。長山洋子の場合、その美しさと強さ、張りとキレとしなやかさ、そして巧さのバランスがまさに絶妙なのだ。


昨年の紅白歌合戦には出場できなかったことは未だに納得しかねるのだが、とにかく演歌のフィールドのみならず、もっと広く評価されるべき才能だと思う。昨日の「うたばん」での「ヴィーナス」を聴いても明らかなように、あの歌唱力を演歌だけに留めておくのは非常に勿体ない。期間限定なんて言わずに、今後も演歌に留まらず様々なジャンルの曲を歌ってもらいたい。


ただ、「反逆のヒーロー」については、それがたとえjohnny hates jazz再結成を世間にアピールする絶好の機会になったとしても、どうしても認められず、歌って欲しいとも思わないのである。
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2009年10月19日

ありがたみわかり帰還

10月18日付最新のUKシングルチャート、robbie williamsのbodiesは2位に初登場。1位は、同じく初登場のX Factorの2008年優勝者alexandra burkeのbad boys feat. flo ridaに譲る結果となった。

BARKSによると、このalexandra brukeのbad boysが今年のUK最速セールスを記録(18万5,000枚)したために、普段なら余裕で1位を獲得できる9万枚を売り上げたbodiesが2位に甘んじることになったらしい。

というわけで、たしかに待望の復帰シングルが1位を逃してしまったのはファンとしては残念ではあるものの、2位といっても決して悲観するようなことではなない。


例えばあのmikaのwe are goldenが4位に終わるような、ベタベタなバラードか刺激ばかり求める下世話なR&BやHIP HOPが幅を利かせるチャートにおいて、そんな音楽シーンに媚びることなく、あくまでもrobbie williams印のユニークな曲で、高いリアクションを得たというのはむしろ喜ぶべきことだろう。

それだけ多くの人たちがrobbie williamsの復帰を歓迎しているということは、アルバムチャートにも現れていて、復帰のニュースとともに再浮上中のgreatest hitsが、先週の42位からまたしても24位へと急上昇している。


ここに至り、robbie williamsの長期不在の間に囁かれた「最近パッとしない」とか「落ち目」云々という無責任な発言も、全く的外れなものであったということが証明されるわけである。

そもそもrobbie williamsのクリエイティヴィティが留まることを知らず、休み無くリリースが続き、結果としてその存在がありふれたものになったことで有難味が感じられなくなってしまっただけの話であり、決してrobbie自身が「パッとしない」わけでも「落ち目」でもなかったのである。眼前のありふれた存在への有難味をつい忘れてしまいがちな人間の軽薄さがそうさせるのだ。一見ありふれたように見える、しかしかけがえのない存在を人はつい軽んじてしまうもの。そういう意味では、心無いメディアばかりを責めるわけにもいかない。

「失ってから気づく」なんて一節は数え切れないほど歌われ、書かれ、演じられているにも関わらず、やはり失ってから気づくことばかり。のび太も「ありがたみわかり機」で初めて空気の有難味を知り、そしてすぐに忘れてしまったはず。



言うなれば、robbie williamsの長期不在は我々にとっての「ありがたみわかり期間」であり、bodiesの2位は「ありがたみわかり帰還」である。いま一度、robbie williamsのの有難味を噛みしめるため、それは我々にとってこそ必要な空白だったのだ。


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2009年10月18日

迷惑なduran duran

ついに再結成ツアーが始まったspandau ballet。新曲2曲と過去曲のリメイクで構成されたニューアルバムonce moreのリリースも19日に控えている。

当初は念のために買って置こうくらいの気持だったが、only when you leaveの新録バージョンと新曲once moreの出来が非常に良く、ここへ来てかなり心待ちにしている1枚でもあり、一度キャンセルしたduran duranとmorrisseyの3枚組singlesも、once moreの発売日の19日に合わせて注文することにした。

そんなわけで今回ばかりはduran duranとmorrisseyのCDも、spandau balletのついでということになった。


ただmorrisseyのswordsも販売終了のまま、robbie williamsのbodiesも入荷されず、情報の更新も滞りがちなHMVへの不信感が最高潮に達しているので、マルチバイのためとはいえ、それなりの価格のCDを余計にもう1枚購入するのが癪に障る。ということで今さらCDとして所有する必要もないthe killersのdon't shoop me santa(400円)を4枚目にして、マルチバイを巧みに利用してやったというような気持で何とか折り合いをつけた。



しかし、またしても、やっぱり...、duran duranのsinglesが10月26日延期になっている。いやこれはむしろ、「すごいぞduran duran、さすが発売延期の権化、duran duran」という感じである。

すでに発売済みのボックス・セットを3枚のCDに収めただけの手抜きリイシューまで延期とは。完全にレコード会社の発売延期の亡霊がduran duranについているとしか思われない。もしくは、レコード会社が悪ノリして故意にやっているとか。

そんな風にでも考えなければ、ここまでもれなく発売延期がついてまわるなんてあり得ない。レコード会社のやる気のなさとか音楽への愛情の無さをしても、発売延期が予定に組み込まれてるかのような状態を説明することはできない。

HMVからのメールでは、どうやらmorrisseyのsinglesも10月19日に延期されてしまったらしいのだが、いずれもボックスセットを3枚組みでリリースするというレコード会社主導の手抜き企画にも関わらず、duran duranがやはり1週間遅れるということもまた、そんな常識では説明のつかない発売延期の因縁を裏づけているのかもしれない。


...くだらない話はさておき、困るのはduran duranのsinglesのせいで、10月26日以降にならなければspandau balletのonce moreも届かないということ。

全くもって迷惑なduran duran、そしてだめなレコード会社である。

posted by atons at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする