2010年12月31日

2010

名曲厳46曲 2010(リリースまたは聴いた順)

1.stylo/gorillaz
2.sweepstakes/gorillaz
3.winter winds/mumford & sons(2009年リリース)
4.after the storm/mumford & sons(2009年リリース)
5.on a mission/gabriella cilmi
6.defender/gabriella cilmi
7.this orient/foals
8.spanish sahara/foals
9.the king of yesterday/marti pellow
10.i surrender/marti pellow
11.kick ass(we are young)/mika & redone
12.saturday sun/crowded house
13.either side of the world/crowded house
14.clown powder/mariachi el bronx(2009年リリース)
15.my love/mariachi el bronx(2009年リリース)
16.sunshine/sunbirds
17.river run/sunbirds
18.serotonin/mystery jets
19.show me the light/mystery jets
20.dreaming of another world/mystery jets
21.butterfly, butterfly(the last hurrah)/a-ha
22.wonderful life/hurts
23.the water/hurts
24.crossfire/brandon flowers
25.only the young/brandon flowers
26.playing with fire/brandon flowers
27.somebody to love me/mark ronson & the business intl.
28.record collection/mark ronson & the business intl.
29.new babies;new toys/orchestral manoeuvres in the dark
30.the future, the past, and forever after/orchestral manoeuvres in the dark
31.radioactive/kings of leon
32.back down south/kings of leon
33.shame/robbie williams & gary barlow
34.the long walk home/robbie williams
35.the flood/take that
36.night people/the human league
37.endlessly/duffy
38.rolling in the deep/adele
39.king of spain/the tallest man on earth
40.the dreamer/the tallest man on earth
41.boots/the killers
42.song for a future love/the frank and walters
43.all you need is now/duran duran
44.blame the machines/duran duran
45.the man who stole a leopard/duran duran
46.before the rain/duran duran



今年は厳選しても50曲。これに加えduran duran(1st/seven and the ragged tiger/notorious/big thing)、arcadia(so red the rose)、morrissey(bona drag)、a-ha(hunting high and low/scoudrel days)、そしてdead or aliveのベスト盤(you spin me round murder mixの初CD化)などのリイシューも充実していた。


私的ベスト・アルバムはall you need is now/duran duranとserotonin/mystery jets。シングルなら、shame/robbie williams & gary barlow、king of spain/the tallest man on earth、rolling in the deep/adele。心震えた歌声は、i surrender/marti pellow、endlessly/duffy、rolling in the deep/adele、the dreamer/the tallest man on earth。新人はsunbirdsとhurts。今年も素晴らしい音楽とたくさん出会えた幸せな一年だった。


2011年は、1月だけでもcage the elephantの2ndアルバムthank you, happy birthday、adeleの2ndアルバム“21”、marti pellowの80年代ラブソング・カバー集love to love。2月になってもbeady eyeのdifferent gear, still speeding、そしてduran duranのall you need is nowデラックス・エディション、blow monkeysの再結成2作目staring at the sea、human leagueの10年ぶりの新作credo、...とまるで80年代のようなリリースが続く。来年もにいい年になるに決まっている。


posted by atons at 15:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月30日

2010年を振り返る(3)the killers

2004年のデビュー以来、オリジナル・アルバム3枚に新曲入りBサイド集1枚、毎年恒例のクリスマス・ソングに映画のサウンドトラック用楽曲、それらのレコーディングをしながらプロモーションもツアーもフェスティヴァルもこなさねばならないのだから、活動休止の報せを聞いたときには当然の休養と思ったし、活動休止と聞いてその前段階の働きづめの状況も考慮せずに大袈裟に残念がるような世間こそ、活動を続けることでその有り難味を忘れてしまいがちでもあるから、むしろこのタイミングでの活動休止は正しく賢い選択だとも思った。


さらにbrandonの身内の不幸も重なり、日本を含むアジア・ツアーもキャンセルになったので、しばらくは音沙汰無しになるものと思われたのだが...、アメリカ独立記念日の7月4日にはthe killersとしてホワイト・ハウスでライブを行い、brandonのソロ・アルバムflamingoもリリースされUKでは初登場1位、それに伴うツアーも始まり、活動休止中にも関わらずまたソロで忙しいにも関わらず、4年続いてきたthe killersの伝統及びファンとの約束を守り5年連続となるクリスマス・ソングbootsをリリース...と、特にbranodnに関してはほとんど休んでいないのと変わらない1年だった。


その旺盛なクリエイティヴィティとイマジネーション、そして勤勉さには本当に頭が下がるし、さらにソロ・アルバムflamingoにおいても、あえてthe killersの延長線上にあるポップかつエモーショナルな楽曲のみにソロ活動の意義を置くことで、sam's townとday & ageが地続きであることを証明し、結果的にthe killersの世界観を補完する役目さえ担っていたという点からは、彼の音楽に対する並々ならぬ愛と情熱も感じられた。

それだけに、日本のレコード会社のやる気の無さにも、今に始まったことではないものの改めて大きく失望させられた。日本のオフィシャル・サイトにbootsのリリース情報が掲載されたのもiTunes storeでの配信から1週間後のことだった...。


2011年にはthe killersとしてのレコーディングを開始するという噂もあって、うれしさよりも結局ほとんど働きづめだったbrandonに対する心配が先行してしまうのだが、そんな彼の姿勢からは、活動休止という名の擬似解散や擬似引退等によって世間の関心をつなぎとめる姑息な手段ではなく、あくまでもいい曲を作りいいパフォーマンスをすることこそが大事であるというメッセージも伝わってくる。

身をもって音楽とは音楽でしかなくゆえに素晴らしいということを示している、今どき珍しい本物のアーティストだと思う。
posted by atons at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | the killers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月29日

2010年を振り返る(2)morrissey

2010年早々、マネジメントとの契約を終了したことが明らかになり、長期休暇に入った模様のmorrissey。years of refusal、Bサイド集swords、southpaw grammar/maladjustedのリマスター・デラックス・エディションとリリースが続いた2009年と打って変わって、2010年はbona drag20周年記念盤とシングルeveryday is like sundayのリリースのみ。


しかし、そのたった1枚のアルバムとシングルが充実の内容だった。6曲の未発表音源がまずmorrisseyのリイシューでは大盤振る舞いであるし、その中にはsandie shawに提供したplease help me the cause against lonliness、シングルにもnovember spawned a monsterの別ヴァージョンnovember the secondといった有難い音源も含まれている。さらに表示はないもののアルバム1曲目のpiccadilly palareがこっそり未発表オリジナル・ヴァージョンで収録されているという驚きもあった。リマスターについても、southpaw grammar/maladjustedと違って非常に良好だった。2011年にはviva hateのリイシュー・デラックス盤化の噂もあるが、今後ともこれくらいのボリューム及びクオリティでお願いしたいところである。


リリースはリイシュー1枚きりだったものの、lady gagaと一緒に写真に納まり、russell brandとの結婚を控えたkaty perryを前に嘆息してみせ、「近衛兵の帽子に毛皮を使うのはやめましょう」と投書し、猫を頭に乗せながら「動物を可愛がらない人は人にあらず」と言ったかと思えば、「the smithsの音楽は、それがたとえ一国の首相だとしても、狩猟を趣味にするような人のために作ったわけじゃない」とまで言う、そういった数々の言動から相変わらずのお元気な様子が窺えたのは幸いだった。

特にかつての相棒johnny marrのほんのつぶやきに乗じて、その真意はさておき(marrには学費値上げについて批判する意図があったらしいのだが)bryan ferryまで巻き込んで動物愛護の観点からまくし立たてたのはさすがという感じもした。


あまり長い休みになるのも困るけれど、こうしてちょこちょこと顔を出し、言いたいことを言ってくれるだけでも寂しさはまぎれるし、その向こうに紅茶を飲みながら猫の顎をこちょこちょとなでているmorrisseyの姿を想像するだけでさらに満たされた気持ちになれる。

posted by atons at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | morrissey | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月28日

2010年を振り返る(1)robbie williams

robbie williamsにとってキャリア20周年の節目となった2010年は、それにふさわしくにぎやかでめでたくそして感動的な一年になった。

個人的にも年明けからmorrisseyがマネジメントとの契約を終了したり、the killersの活動休止および来日キャンセルとパッとしないニュースが続いた中にあって、morning sunのシングル・カットと功労賞を受賞したBRIT AWARDSにおける圧巻のスペシャル・メドレーがきっかけで、音楽についてはやっと動き出したというような印象もある。

ただ、そのmorning sunのシングルがいつにもまして入手困難、チャートでもrobbie williamsにとって初めてトップ40入りを逃すことになり(最高位45位)、その後もrussell brandとともにワールド・カップのイングランド代表サポート・ソングthree lions 2010をリリースするもオリジナルには及ばず低調なムードもあった。特にmorning sunの45位は今思い返してみても残念でならない。現在もまだiTunesの再生回数は2位である。


その低調な運気も、6月に20周年記念ベスト盤in and out of consciousness:greatest hits 1990-2010のリリースが発表されて以降はみるみる上昇。take that復帰に結婚と公私に渡りおめでたいニュースが続く。

in and out of consciousnessからの1stシングルshameは、take that復帰目前にしてこの20年間を振り返るにはこれ以上ないというくらいに完璧な曲。続くtake that復帰第一弾シングルthe floodも、garyの卓越したソング・ライティングと存在感を増したrobbieのヴォーカルとtake thatの端整で成熟した世界観が、stuart priceの人肌エレポップ・サウンドにより15年の時を越えて見事に融合した傑作。さらに、in and out of consciousnessのBサイド集の最後に収録された未発表曲long walk home(martin pageのカバー)もとんでもない名曲および名唱であるというオマケまでついた。

ここでも残念ながらshameとthe floodは2位に留まったものの、アルバム・チャートではin and out of consciousnessが順当に1位の座につき、それを聴きながら20年間を振り返るうちに、take thatのprogressがあっという間に200万枚近くを売り上げ、6週連続1位の爆発的な大ヒットを記録。

結局セールスの面においてもmorning sunの45位やshame/the floodの2位にあっさりと補いをつけてしまったし、2011年のツアーを前にしてrelaity killed the video starに到る空白の3年間さえも取り返してしまいそうな勢いでもある。


take thatの大人気で、必然的にrobbieのソロ活動がしばらく期待できない点は寂しくもあるが、まさに今年はrobbieの年だったという感じで、昨年から1年以上ずっと楽しませてくれたのだから、今はtake thatとしての活動を存分に楽しんで欲しいと思う。...とはいってもrobbieのことだから、来年も楽しくエキサイティングな何かが待っている可能性も十分にある。


posted by atons at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | robbie williams | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月27日

聴き納まらず

今はall you need is nowを聴いていれば十分だし、年の瀬にそうゆっくりと音楽ばかりを聴いている暇もないので、gorillazのthe fallが結局ファンクラブ会員対象の無料配信だったのもかえって助かったという気がする。

オフィシャル・サイトで全曲ストリーミング配信されているし、もちろんyoutubeにもきっちり全曲投稿されていて、とりあえずstyloに続きbobby womackが参加したbobby in phoenixを聴いてみたら、アーシーなギターにエレクトリックな装飾が絶妙の間で配された、ソウルフルで美しくて郷愁を誘うような(james dean bradfieldをフィーチャーした808 stateのlopezを思わせる)とんでもない曲だった。しかし、この落ち着かないタイミングで全曲聴いたらこっちまでとんでもないことになる...と何とか思いとどまった。

Gorillaz - Bobby In Phoenix
http://www.youtube.com/watch?v=bwfRjaPPO4E


そうでなくとも数日前iTunesのPingに投稿された、kings of leonのradioactive (jesse marco & cool cat remix)が、オリジナルの気持ちよさを生かしたシンプルながら素晴らしいリミックスで、

Kings of Leon - Radioactive (Jesse Marco & Cool Cat Remix)
http://www.youtube.com/watch?v=eFt7possQDQ

beady eyeのfour letter wordはつまりmorning gloryみたいな曲ではあるけれど、liamが歌うには間違いなく、やはり後期oasisよりも音の抜けがいい点はよかったりもして...、なかなか聴き納めというわけにはいかない。

Beady Eye - Four Letter Word
http://www.youtube.com/watch?v=jOJxPV_3aD0


その一方で、今年最後のUKアルバム・チャートでは、take thatのprogressが先週さらに43万枚を上乗せして、トータルではリリースからわずか2ヶ月足らずで200万枚近くを売り上げ、まさに2010年を締めくくるにふさわしい、歓喜の紙吹雪でも舞いそうな圧巻の6週連続1位。


昨日まで降り続いた雪も一段落、午後には穏やかに陽も射した。クリスマス前あれだけにぎやかだったアーティストのtwitterもすっかり静かになった。新しい音源についても、今日あたりが聴き納めということになるかもしれない。
posted by atons at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月26日

前のめり

80年代以降も80年代の要素は煌びやかなサウンドやポップ・センス、いわゆるduran duranらしさとして聴かれてきたわけだし、例えば1stのテイストをエレクトリックかつプログレッシヴにとらえ直したelectric barbarlleraは、その中でも最もダイレクトに80年代を取り入れた曲だったと思う。しかしそのアイディアがwarren由来だったことからしても、またアルバムmedazzalandのジャケット裏を見ても、そこにはある程度の距離がありシニカルな視点があった(それがこの曲の面白いところでもあるのだが)のは明らかだった。やはり肯定的に素直に露骨に80年代サウンドへ回帰したのは、この25年間で今回のall you need is nowが初めてということになると思う。


25年ぶりに帰って来た子供の顔を見てまさか「のこのこ戻ってきやがって」とか「簡単に帰って来やがって」と冷たく突き放す親はいない。仮に口ではそう言っても、涙ながらにギュッと抱きしめるはずである...。duran duranとファンにとっては、大袈裟に言えばそんな25年ぶりの80年代サウンドである。決して安易であろうはずがない。むしろ満を持して、新しさを求めるファンから批判や失望の声が聞かれることも承知のうえ、相当の覚悟と情熱を持って臨んだ80年代回帰だったに違いない。

ただ、振り返ることを嫌うあまり過度に前のめりになり、肝心の現在を(悪く言えば)蔑ろにする傾向もありがちなduran duranにとって、現在から80年代を含めた30年のキャリアを振り返ってみたところで、自然と前のめりにならざるを得ないようで、これだけ80年代の要素を取り入れ、それこそ自らのディスコグラフィーからも意図的に積極的に引用していていながら、何故か最終的には80年代のduran duraではなく2010年のduran duranでしかないところが凄い。普通の状態が前のめりなので、少し思い切って後ろに重心を置いてみたらちょうどよかったということなのかもしれない。

後ろ向きか前のめりかを抜きにしても、80年代的装飾がこれでもかと施され煌びやかでポップでグラマラス、しかし多彩でエッジの効いたギターとファンキーなベースとライブ・ドラムによる強靭なグルーヴに裏付けられた今作のサウンドは、素っ気ない打ち込みにチープなシンセを80年代サウンドというなら、そもそも80年代サウンドに分類されるべきではないのだし、それ以前に80年代に限らずこれはこの30年間を振り返ってもduran duranでしか聴けない類のものである。


満を持しての80年代回帰もall you need is nowという感じで、そして元を糺せば30年間すぐそこにあったオリジナル。ちょっと迂闊なような気もする、キャリア30年のバンドにしてはいまだにどこか危うく、落ち着く気配さえない...、でもだからこそ、たとえヨーロッパ限定でfrom mediterranea with loveが、all you need is nowのシングルに続きまたしても無料配信されて、すっかり日本のファンは蚊帳の外だなと思っても...、なかなかduran duranファンはやめられないのである。

Duran Duran - All You Need Is Now (National Lottery 24-12-2010)
http://www.youtube.com/watch?v=xiB5qgDn5l0
posted by atons at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | duran duran | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月25日

3分の1のクリスマス

読み返してみると結構クリスマスの文字が目について、そのほとんどが音楽絡みとはいえ、いい歳してクリスマス大好きみたいでちょっと気恥ずかしい。これは全くもって毎年恒例となったthe killersのクリスマス・ソングの影響で、a great big sledがリリースされた2006年以前は、クリスマスとはもっと縁遠かったはずである。

傍から見ればクリスマス前から「クリスマス、クリスマス」とはしゃいでいるようでも、昨日と今日をどう過ごしたかといえば、結局クリスマス・ブーツは恥ずかしくて買えず、ケーキを食べるでもなく、唯一ローストチキンが有名な老舗の行列に、その匂いに誘われてつい並んでしまったくらいのもの。

あとはthe killersの今年のクリスマス・ソングbootsと昨年までの4曲、同じく今年リリースのthe frank & waltersのsong for a future love、hurtsのall i want for christmas is new year's day、そしてkirsty maccoll with the poguesのfairytale of new york、george michaelのdecember song、marti pellowのthe riverといった定番曲などでクリスマス・ソングのプレイリストを作って聴いて、michael jacksonのthis is itを見て、眠かったので普段より早く床についてしまった。


日本人の3人に1人がクリスマスにさほど関心を持っていないという調査結果にも納得できるし、お仲間がたくさんいてよかったという安心感もある。しかしそれでもクリスマスの街中の楽しげな雰囲気は好きだ。

家一軒を丸ごと光らせるのはどうかと思うしその意図も全く理解できないのだが、窓辺や庭の植木がささやかにキラキラしていたり、玄関にリースが飾ってあったり、そこかしこに小さなサンタクロースを見つけたりすると心がポッと暖かくなる。食べてみたらそれほど美味しくなかったロースト・チキンを求めて行列したり、近所のケーキ屋さんの前が渋滞になっているのも悪くない。スーパーで親子連れのカゴがひとつでは足りずふたつのカゴが山盛りになって、そのカートにつかまって母親の顔を見上げながらピョンピョン跳ねる子供はまぎれもなく子供の頃の自分の姿である。

クリスマスにかこつけての惚れた腫れたは放っておいて、クリスマスとは何であるかについてもさておき、とにかく概ね楽しくてみんなが笑っているのはいいことだ。もうこんな感じがクリスマスということで構わないと思う。


昨日から冷え込みが強まり夜から本格的に雪になり、今朝はこの冬一番の積雪になった。今日も一日中降り続き、日中の最高気温も−3度。こうなるとホワイト・クリスマスという穏やかさもない、むしろ少々厄介な大雪の日であり、早めにduran duranからall you need is nowというプレゼントをもらった以外、僕は今年もどちらかといえば3分の1のほうのクリスマスである。
posted by atons at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月24日

サンタ宅急便

クリスマス・プレゼントが毎年「ためになる図鑑」というのび太には大いに同情してしまう。僕の子供の頃のクリスマス・プレゼントもためになる系のものがほとんどだった。

欲しいと願っているだけではサンタさんに伝わらないようだからと靴下に商品名を書いたメモを添え、さらにクリスマス・イヴ当日ではさすがのサンタさんも対応できないのではとメモを添えた靴下を数日前からぶら下げておいたりもしたのだが、毎年ことごとく僕の欲しいものとは似ても似つかない、本や囲碁セットといった生真面目なプレゼントだった。プレゼントには違いないからそれなりにうれしかったのだが、ココロコロンやオモイデコロンをふりかけて心温まる思い出が出てくるほどには愛着もわかなかったように思う。


唯一小学校6年生のときのクリスマス・プレゼントだったculture clubのcolour by numbersだけは、いまだに大切にしていて、猫がビニール袋の端をかじったところがボロボロになっている以外は当時のまま実家の棚に並んでいる。オモイデコロンをふりかけるまでもなくそれにまつわる思い出はいくらでも浮かんでくる。当初は僕の欲しいものではなく、兄が僕のためになると勧めてくれた(そのうえで親からもらった)プレゼントだったのであまり気乗りもしなかったのだが、今となっては僕にとって最も忘れがたいクリスマス・プレゼントになっている。


だからというわけでもないけれど、改めて考えてみるとプレゼントというのはそもそももらうほうからリクエストしてもらうものではなく、プレゼントする側のプレゼントしたいという気持ちに始まるものだから、本来は何をもらえるかわからないもので、箱を開ける時のドキドキを含めてプレゼントなのではないか...、例えば学校のクリスマス会などでありがちなプレゼント交換の際のあのスリルこそプレゼントらしいのではないかと思ったりもする。

その箱や袋の大きさ、そしてラッピングの質によって中身が大体知れてしまうために、曲がそろそろ終わりそうなタイミングになると頑としてプレゼントを次に回さなかったり、逆に大急ぎで次に送り前の人から奪い取ったりして大騒ぎになり、開けた後には失望の涙も流れ、「誰だよこんなもの持ってきたの」なんていう犯人探しみたいな話にもなり、先生は「そんなこと言うんじゃない」と怒鳴り、結構悲惨な状況になってしまうおそれもある(実際にそういうこともあった...)けれど、毎年リクエストどおりに欲しかったものがすんなり届けられるよりはまだこちらのほうが本来のプレゼントのドキドキが残っているような気がする。


欲しかったゲームが枕元にあったらうれしいに決まっているが、それは欲しかったゲームを手にした喜びというべきで、プレゼントをもらった喜びとはちょっと違うような気もするし、プレゼントする側にとっても、相手が欲しいものをそのまま贈るよりも相手が喜ぶもの相手のためになるものを考えて贈るほうが(まれに面倒くさいという人もいるし、それが喜ばれない場合もあるわけだが...)断然楽しいはずである。


サンタクロースも毎年子供たちのリクエストどおりにプレゼントを運んでいたら、まるで注文を受けて配達しているだけのように感じがして、「これじゃ宅急便と変わりないじゃないか...」と思い、サンタとしてのやりがいをなくしてしまうのではないだろうか...。

でも子供にしてみたらサンタクロースが宅急便だろうがなんだろうが、欲しいものをもらったほうがうれしいに違いなく...。クリスマス・イヴの今夜もまだ、サンタクロースは、ゲームにしようか「ためになる図鑑」にしようか...どうしたものかと決めかねているのかもしれない。
posted by atons at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月23日

世界中がダウンロード

all you need is nowが12月21日にリリースされ、iTunes store基準の「しばらく」で12時間以上待たされはしたものの無事購入。落ち着いて改めて捨て曲無しの奇跡的なクオリティに浸り感動していると、クリスマス・プレゼントをもらった翌日がもう正月のような...、穏やかで満ち足りた気分。


当初iTunes store限定の先行配信では、ちょっと盛り上がりに欠けてしまうのではないかと心配もしていたのだが、結果的にはその「限定」「先行」、そしてシングルall you need is nowの直前での前倒しリリース及び海外での無料配信も功を奏したのか、あっという間にUKやUSを含む各国のiTunesアルバム・チャートで1位を記録、日本でも総合チャートにおいて宇多田ヒカルやlady gagaと並んで10位以内に入り(現時点での最高位はおそらく2位)、好調を維持している。

http://www.apple.com/euro/itunes/charts/top10popalbums.html

これがまた「iTunes storeチャート1位」という宣伝文句になり、さらにアピールできるわけだから、レコードCD世代の感覚からすれば不安に感じられた今回の限定先行配信も、今の時代にはむしろ賢明なやり方ということになるのだろう。いずれにしろ、即座にダイレクトに、そして何よりも充実の内容に見合うリアクションが得られたのは本当に良かったと思う。

all you need is now/duran duran
http://itunes.apple.com/jp/album/all-you-need-is-now/id410358702



all you need is nowを聴きながらのそんなすでにおとそ気分も、昨日になってリリースされたhurtsのクリスマス・ソングall i want for christmas is new year's dayで再びクリスマス前に逆戻り。それはそれで今年2度目のクリスマスということでうれしいことだが、海外では先週から1週間無料配信(今週からは有料配信)されていたはずなのに、日本ではall you need is nowと同様に有料配信のみというのがひっかかる。

別に150円払うのが惜しいというわけではなく、duran duranやhurtsの曲なら有料ではかえって申し訳なく、むしろ多めに払いたいくらいなのだが、iTunes storeに依然として存在する国やレコード会社の壁が、今回に限らず音楽を楽しむ気持に影を作るようで面白くない。adeleのrolling in the deepも昨日からやっと配信が始まったが、そこにも国の壁があると思うと素直に喜べず、またアルバムがリリースされたために必要がなくなったとはいえシングルall you need is nowが消えていたりもして...、せっかくの正月気分もどこへやらついまた愚痴になってしまう。


...とはいうものの、duran duranもこうしてお世話になっているし(?)、HMVやamazonとはすっかり縁遠くなりつつある僕も来年はきっと今年以上に世話になる機会も増えるはず。クリスマスでもあるし、一年の終わりでもある。all you need is nowやrolling in the deepの素晴らしさにも免じて、iTunes storeにも渋々ながらとりあえず感謝しておこうと思う。
posted by atons at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | duran duran | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月22日

all you need is now/duran duran

タイトル曲all you need is nowは、seven and the ragged tigerからnotoriousにかけて顕著になっていくファンキーでエッジの効いたグルーヴとordinary world的情趣とis there something i should know?のポップさが層を成し絡み合う、いわゆるduran duranらしさを絶妙の加減でブレンドした曲。同様にleave a light onはsimon節が冴え渡る美しいバラードであるし、before the rainは、the chauffeurがrose arcanaとwinter marches onを経由しbig thingの後半に到り熟成が完了したような耽美で荘厳でクラシカルな名曲。

scissor sistersのana matronicの参加も納得のchic風ディスコ・ファンクsafeは、notoriousに始まり後のstop deadやtaste of summerへと受け継がれていくどちらかといえば80年代後半以降のduran duranに欠かせない要素が色濃い一方で、girl panicはもろにrioやhold back the rainを思わせる。

the man who stole a leopardではtel avivとthe chauffeurがkelisの幻想的なボーカル・ワークとowen palletのスリリングなストリングスを介してdavid bowieのstayへとなだれ込み、逆にbeing followedではblondieのatomicがduran draunならではのグルーヴとメロディでダイナミックかつドラマティックに増強されれていくように、80年代初期のテイストも自らのディスコグラフィーに留まらない。それぞれlate barとlast chance on the stairwayを彷彿とさせるblame the machines/runway runawayには、昨今の80'sリヴァイヴァルまでも消化してしまったような節さえある。



1stおよびrioのバンド・サウンドにシンセもたっぷり鳴り、明らかに80年代それも特に初期への回帰を意図した作品である。ゆえに、新作のたびに新しい要素を取り入れ、時にred carpet massacreのようにファンさえ困惑させるduran duranを期待する向きには物足りないかもしれない。しかし、80年代を代表するバンドでありながら実はduran duranがここまで露骨に80年代へ回帰するのははじめてのこと、いわば25年ぶりの80'sサウンドという時点ですでに新しい試みであるといっても決して大袈裟ではない。

そして、シンセを多用しながらもあくまでも生のグルーヴやロック志向のギター・サウンドを中心に据えていたduran duranの80年代には、チープなシンセと足元のおぼつかない打ち込みに終始する巷の80年代サウンドに対する認識ではおよそ捉えきれない奥行きがあり、さらにそこに新作ごとに新しい音楽性を発揮していったこの30年の歴史が加わるのだから、そもそも懐かしいだけの80年代サウンドにはなりようはずもない。実際にこのアルバムで聴かれる、80年代に端を発する自らのディスコグラフィーに、blondieやdavid bowieといった同時代のほかのアーティスト、さらには80'sリヴァイヴァルからまでも引用しミックスする手法は多分に現代的であり、同時にロックとダンス・ミュージック周辺のあらゆる要素の融合を試みてきたduran duranの混合音楽の究極の発展型ということもできる。

そのうえで、30年のキャリアで培われた曲構成やアレンジ面におけるセンスおよびミュージシャンとしてのテクニックによって、rio期の奇跡的なソングライティングにはどうしても及ばない点を巧さと強靭なグルーヴで補うこともできるのだから、1st/rio/seven and the ragged tigerを彷彿とさせ、80年代回帰と見せかけながら、80年代よりもまず圧倒的にduran duranらしさが先行する、80年代から解散することなくポップ・ミュージックの世界を生き抜いてきたバンドにしか作りえないアルバムになっている。



それでも、これほどまでにduran duranらしいサウンドならば、なにもmark ronsonの協力を仰がずとも作ることが出来たのではないかという疑問は残る。もちろん端々に80年代のテイストを瑞々しく現代に昇華させるmark ronsonの手腕が発揮されてはいるものの、例えばsimonとnickも参加した彼のアルバムrecord collectionのように大胆なアプローチもなければ、duran duranクラシックスの枠組みを逸脱するような曲もない。80年代のポップ・ミュージックを愛しつつソウルにR&BにHIP HOPにエレクトロニカに...と多彩な背景を持つmark ronsonプロデュースにしては肩透かしな感じもする。

ただmark ronsonの協力を仰がずとも可能だったスタイルに、なぜこの25年間彼等が手を出そうとしなかったのかと考えてみると、そこには過去を振り返ることなく現在に安住することなく常に新しい一手を模索し続けてきたという自負もあるだろうし、それゆえにduran duranといえばgilrs on filmでありhungry like the wolfでありthe reflexであるという風にすっかり80年代前半で固定してしまっている一般的なイメージへ、のこのこと帰っていくことをよしとしてこなかったであろうことも容易に想像がつく。そこで音楽業界の白い目などものともせずduran duranファンを公言して憚らないmark ronsonが、自らが愛した80年代のduran duranの素晴らしさについてファンとしての愛と思い入れとともに語り、それが現在も十分に有効であることをプロデューサーとしての説得力をもって語ることで、彼等に80年代への回帰を促し思い切らせたのだとすれば、サウンド面で聴かれる貢献度以上にmark ronsonの果たした役割は大きかった、というか彼なくしてはこの路線はありえなかったのかもしれない。

そう考えれば、record collectionのように80年代サウンドと現代的なビートを大胆に組み合わせる手法もとらず、notorious以降の路線との融合も面白かったはずのソウル/R&B/HIP HOPテイストも打ち出さずあえて自分の色を消し、新しいサウンドを追求し続けるduran duranの音楽性もひとまず封印し、それと並ぶ両輪のひとつである時代を超越した煌びやかなポップ・センスに焦点を置くという選択になったことも頷ける。


duran duranにとって、それは過去の蓄積により成り立ちその先にはごく自然に未来が見えているという、混じりけのない現在と向き合う作業にほかならず、だからこそこうして新しくはないものの決して古臭くもない、現在を基点に30年のキャリアを縦横無尽に駆け回ったような痛快さも伴う、duran duranらしさが惜しみなく詰め込まれ凝縮され精錬されたポップでグルーヴィーで強力なアルバムが生まれ、それをall you need is nowと呼ぶことにしたのだと思う。


all you need is now(album)
http://itunes.apple.com/jp/album/all-you-need-is-now/id410358702

all you need is now(video)
http://itunes.apple.com/jp/video/all-you-need-is-now/id410657946


posted by atons at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | duran duran | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする