2012年02月29日

iTunes store周辺

monaのデビュー・アルバムが本国アメリカで2月28日にリリースとなった。イギリスでは昨年5月(日本でも7月)リリース済みなので、いわゆる逆輸入パターンになるが、アメリカン・ロックなスタイルでは珍しいかもしれない。アルバムは曲順を変更、the tally/i seenの2曲を追加。またshooting the moonもsingle of the week(無料配信)として取り上げられている。

http://itunes.apple.com/us/album/mona/id503592418

そういえば日本のiTunes storeでは、最近single of the week(今週のシングル)を見かけなくなったような気がする。中には何だこれというのもあったりしたが、新しい音楽と出会うきっかけには違いなかったし、heavyweight champion of the world(reverend and the makers)/standing in the way of control(gossip)といった無料ではもったいない曲も多くあった。nick wood & simon le bonのnobody knowsもそうだった。アマチュアから音源を募って発表の場にするとか...もっと楽しくて有効な使い道もあると思っていただけに、やめてしまったとしたら残念だ。


その流れで久しぶりにiTunes storeのculture clubのページをのぞいてみた。また同じベストが2枚あるなと思ったそのうちの一枚は4500円、...そう例のボックスセットだった。同じアルバムが複数枚並ぶのも珍しくないiTunes storeなので単にこれまで見落としていただけかもしれないが...、とにかく実質的に1枚半くらいで十分なはずの、まともなボックスセットが出た日には何の価値もなくなりそうな、ほとんど無用の長物といっていいボックスセットが、オリジナル・ヴァージョンやboy georgeのソロや取ってつけたようなリミックス以外の貴重なデモ音源だけを1曲単位から購入できるようになり、面倒だからと全部まとめてダウンロードしても4500円(amazonでは現在8,600円、MP3版は同じく4500円)というのは有難い。

http://itunes.apple.com/jp/album/culture-club-remastered/id323699782


Perfumeが海外進出も視野に入れてユニバーサルミュージックへ移籍。移籍第一弾シングル「Spring of Life」を春にリリース、それにさきがけアルバム「JPN」を(日本を除く)世界50ヵ国のiTunes storeで配信...ということで、先日のソニーミューミュージック(洋楽)に続いて、PerfumeもiTunes store解禁と喜んだのも束の間、しっかり「日本を除く」とあってちょっと興醒め。レコード会社の壁以外にも事務所の壁があるらしい。その点は玉に瑕ではあるものの、特に海外仕様にして媚びたりする必要も無く今のままで十分海外に打って出られるPerfumeにとって、この上ない好機に違いない。


2ndアルバムで共作しているamorphous androgynousとの楽曲ということで前のめりで聴いてみたnoel gallagher's high flying birdsのshoot a hole into the sunは、つまりif i had a gunの別ヴァージョン。シングルdream onのカップリングにエースを切ってくるはずもなく、この曲についてはnoelが語っていたほどの目新しさはなかった。

Noel Gallagher's High Flying Birds - Shoot A Hole Into The Sun
http://www.youtube.com/watch?v=6dWBDdLwnbA

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2012年02月28日

21世紀代表

UKでも21週目の1位を獲得したadeleの“21”。セールス4,020,000枚は、michael jacksonのbad(3,959,000枚)を抜いて歴代8位の記録となることが判明。ブリット・アワーズ効果により、あと数週間でbrothers in armsの4,152,000枚あたりまではあっさりと追いついてしまうのではないかと言われているが、1年1ヶ月での400万枚超えという過去最速のハイペース、ツアー再開が待たれる状況、そしてなんといっても現時点でまだ1位である点からすると、少なくともthrillerとwhat's the story morning gloryに並ぶのも時間の問題ではないだろうか。

Top 10 biggest selling albums of all time
1 GREATEST HITS-QUEEN (5,863,000)
2 SGT PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND-THE BEATLES (5,044,000)
3 GOLD: GREATEST HITS-ABBA (4,989,000)
4 WHAT'S THE STORY MORNING GLORY-OASIS (4,517,000)
5 THRILLER-MICHAEL JACKSON (4,248,000)
6 BROTHERS IN ARMS-DIRE STRAITS (4,152,000)
7 THE DARK SIDE OF THE MOON-PINK FLOYD (4,114,000)
8 21-ADELE (4,020,000)
9 BAD-MICHAEL JACKSON (3,959,000)
10 GREATEST HITS U-QUEEN (3,887,000)


3月26日にアルバム・リリースを控えたdamon albarn(blur)/flea(red hot chili peppers)/tony allenによる新バンドrocket juice and the moon。erykah baduをフィーチャーした1stシングルhey shooterが解禁。

http://www.nme.com/news/blur--2/62297

近年あらゆる垣根が取り除かれクロスオーバーも極まり、それに伴いミュージシャン同士の交流及び課外活動も活発になっているので、正直以前ほどの意外性や驚きには乏しいけれど、slyのベッドルームにみんなで押しかけてジャムったような感覚がたまらない。

しかし、blurがleisureでデビューした頃、レッチリはblood sugar sex magikだったことや...、give it awayがグラミー賞のハードロック部門で受賞したことなどを振り返ってみると、何とも風通しのいい素晴らしい時代になったもんだなとつくづく思う。



もう2月も終わりというのに今朝の最低気温は−11℃、日中もやっと1℃。一昨日くらいからしびれを切らして切なくニャオニャオとうろつき出し、黒い車のボンネットで丸くなる猫の気持ちがよくわかる。


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2012年02月27日

タイトル分の1位

先週のUSチャートに続き、最新のUKアルバムチャートでもadeleの“21”が21週目の1位となった。昨年1月末の初登場1位から1年1ヶ月(57週)に渡りトップ10内をキープ(これまでの最下位は昨年11月の9位)したまま、ついに1位獲得数がアルバム・タイトルに追いついた。

先週21日のブリット・アワーズ授賞式でのパフォーマンスをきっかけに、“21”のセールスは420万枚に達し、今週7位の“19”も200万枚を超え、2枚で600万枚はこの一年間7秒に1枚のペースでいずれかのアルバムが売れた計算になるらしい。シングル・チャートにおいても、rolling in the deepが39位から28位、someone like youも41位から32位に再浮上、set the fire to the rain(41位)/make you feel my love(87位)/rumour has it(99位)を含め、100圏内に5曲が並ぶ。

“21”が1位獲得週を予見していたというそんな奇跡が“21”にふさわしいようにも思うし、このあたりでさすがにそろそろ落ち着きそうでもあるのだが、ツアー再開となればもうあと数週くらいは上乗せしてしまう可能性もまだ全然ある。


同様にブリット・アワーズ効果によって、ed sheeran/noel gallagher's high flying birds/coldplay/florence & the machineといったアーティストもシングル/アルバム両チャートで上昇。功労賞受賞のblurは、ちょうど先週リリースされていたthe best of blurのリイシュー盤が22位に初登場、当日披露した5曲のうちsong 2/parklife/girls &boysの3曲がシングル・チャート100位圏内に顔を出している。

adeleの“21”が21週目の1位となったことで、先週初登場1位のemeli sandeは2位、シングルnext to meは2週連続2位。そのほかアルバム・チャートでは、28位にsimple mindsのボックス・セット“X5”、76位にdodgyのニュー・アルバムstand upright in a cool placeも初登場。
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2012年02月26日

曲を探すような話

じわじわと来ている90年代リヴァイヴァルの影響か、最近は唐突に当時の曲が頭を過ぎることが多い。昨晩は90年代前半の女性ソロアーティストの曲がポロッと出てきた。

しかしテレビで耳にしてすぐにCDを買って聴いていた曲だったにも関わらず、タイトルもアーティスト名もついてこず、かなりおぼろげながらメロディと、ドラマチックな曲調がsimon le bonのgrey lady of the seaと似た感触だった...といったあたりでもやもや、何とか記憶の糸を手繰り寄せようとしばしうんうんいって、promiseなんとかいうタイトルにやっとたどり着いた。

あとはもういくら考えても出てきそうにもないので、無茶を承知で「90年代 洋楽 女性アーティスト promise」で検索。すると上から三つ目くらいに出たbeverley cravenという名前にピンと来た。そうだbeverley cravenだと早速youtubeでpromise meという曲を再生してみたら、しかし違う曲。はてと思いほかの曲を眺めてlove scenesというタイトルを見つけるとほぼ同時に自然と頭の中でサビが再生され、確認してみてもbeverley cravenのlove scenesで間違いなく、1993年以来19年ぶりの再会ということになった。

Beverley Craven - Love Scenes
http://www.youtube.com/watch?v=eqqYje3A8c0



ふいに何の前触れも無く記憶の戸棚から突如こぼれ落ちてきて、しばらく頭を悩ませる曲というのが長年音楽を聴いているだけに結構ある。iTunesによって古い曲も簡単に頻繁に聴くことができ、わざわざCDを持ち出してこないでも簡単に聴くことができ、またこんな風にブログにでも気に入った曲について書き留めておけば、忘れることもなかっただろうけど、ただただ漫然と音楽を聴き、古いCDはダンボールの底へ押しやられたままになりがちだったその頃には、致し方ない面もあったのだと思う。


大抵は記憶の断片をかき集め検索することでたどり着けるのだが、もう何年もの間ずっと不明なままの曲がある。厄介なことに、アーティスト名も曲名もさっぱり思い出せず、しかももっと悪いことに、実はメロディも判然としない。曲そのものについては「80年代後半/女性ボーカル/シンセ多め/春らしいファンシーな雰囲気」だけしかわからない。NHK-FMの大伴良則さんの番組で、david stewart & barbara gaskinの曲と前後してかかったという点だけが唯一にして確かな情報ともいうべき有様。その流れが丸々カセットテープに残っていたために、かえって記憶がこんがらがったようで、パソコンを手にするまでstewart & gaskinの曲だとばかり思っていた。youtubeやiTunes storeでstewart & gaskinの曲を逐一確認して勘違いと気づいた時点で、それっきり手がかりが失われてしまっている。

どこかで偶然耳にしてこれだと気づく例もあるが、長年音楽を聴いていていながら、あれっきり一度の偶然もなかったのだからそれも難しい。シンセ多めのファンシーな雰囲気も今ではかなりあやしく、一瞬耳にしてそれと気づく可能性もいよいよ乏しくなりつつある。すでにどこかで耳にしていながら気づかなかったということも十分にあり得る。つまり普通に考えれば、もはやその曲について何も知らないのと同じこと。そもそも何を探しているのかが分からない、まるで雲をつかむような話でしかないのである。

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2012年02月25日

surrender

一昨日のグッシャグッシャの雪があっという間に跡形もなく消えたと思ったら、今日はまた朝から雨になりきれない雪が降り続いた。暖かかった昨日は季節の変わりめにありがちな風邪ひきかけみたいなモワッとした、小さな春に中る感覚にも襲われて、春は着実にやってきているようでもその足取りはまだどこか覚束ない。



今朝のNHKのニュースでは、秋田県の「聞き書き」について取り上げていた。ここでいう「聞き書き」は、一般の高齢者に自らの人生を振り返ってもらい、それをその人の語り口のままで書き出し、本にして後に伝えるという試みのことで、今朝の特集では若い女性たちによる「聞き書き」サークルの活動の様子を伝えていた。

サークルに参加している女性が自宅でインタビューを受け、若くして母親を亡くしたことで看護師を目指すようになったと語った後、記者のナレーションが入り、女性が机に向かう姿が映し出される後ろにnirvanaのsmells like teen spiritが流れていたのがちょっと意外でまた妙に親しみも感じ、とにかく何となく見たほうがいいという気がしたので、ついトイレに立つのを思いとどまった。

そこで実際に語り手となった女性の話が痛切に胸に響いた。夫婦の夢半ばにして夫が筋萎縮性の病に倒れ、一緒に死のうとさえ思ったこともあったものの、それから30年間看病の毎日だったその人生について、その女性は「夫のために、病気のためにささげたような人生ではあったけれど、それで優しい人間にしてもらえた」と穏やかに語った。

葛藤の二文字では到底片付けられない、それこそのたうちまわるように苦しみや悲しみや諦めを行ったり来たりして、無論それらが今もまだ続く中にあって、そんな風に言えるのは並大抵のことではないし、そのうえでたどり着くことができたささやかでシンプルでかけがえのない「やさしさ」こそが、やはりあるがままを受け入れるということなのだと痛感した。また改めてそれは決して容易なことではないとも思った。




morrisseyはチリにて今年初ライブ。セットリストは、久しぶりにhow soon is now?ともっと久しぶりにi will see you in far-off placesが新しく加わったくらいで昨年とほぼ変わらず。morrissey-soloのリンクからライブの様子をちょっと見ることができた時はちょうどlet me kiss you終わりでシャツを脱ぎ、それで汗を拭き客席に投げて、ぷるぷるとそそくさと新しいシャツを取りにバックステージに帰っていくところだった。

i want the one i can't have
http://www.youtube.com/watch?v=aKpnABFJGho
first of the gang to die
http://www.youtube.com/watch?v=i2vaXoa09RM
you're the one for me, fatty
when last i spoke to carol
black cloud
http://www.youtube.com/watch?v=Wcb2s5B_Apk
speedway
there is a light that never goes out
http://www.youtube.com/watch?v=ZvuprKoiy1k
everyday is like sunday
i know it's over
http://www.youtube.com/watch?v=fiVMweGGtVo
let me kiss you
people are the same everywhere
i'm throwing my arms around paris
meat is murder
ouija board, ouija board
i will see you in far-off places
scandinavia
you have killed me
how soon is now?
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2012年02月24日

祝「billboard TOP40」30周年、それからアルカラ

今年で放送開始30周年を迎えるテレビ神奈川の洋楽番組「billboard TOP40」が、同一司会者及び同一形態の音楽番組としての長寿記録をギネス・ブックに申請するとのこと。

tvk「ビルボード トップ40」放送30年の長寿番組、ギネスに挑戦
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120223-00000521-san-ent

このあたりでも放送されていた時期があったし、個人的に90年代には毎週かかさず見ていた番組でもある。duran duranのordinary worldがチャートを駆け上がっていった時のあの興奮は特に忘れがたい。洋楽雑誌も洋楽番組も姿を消していく中、またインターネット前夜でもあった当時の貴重な情報源だった。記事中にもあるように、中村真理さんが出来る限り盛り込んでくる最新情報は本当に有難く、それによってアーティストの動向を知るというようなことが本当によくあった。

「今年1月、ギネス申請の証拠として番組内で視聴者に放送開始の頃の古い映像の提供を呼びかけたところ、2月になって横浜市内の男性から第1回の放送を録画した映像提供の申し出があった」というのもbillboard TOP40らしい話で、そういった愛すべき音楽ファンに30年間支えられてきたのだと思えば、提供された30年前のビデオテープがまさに30周年記念の勲章のようなもの。番組のためのみならず、第1回の放送を録画したビデオテープを大切に保管していた男性や、80年代から変わらず音楽を愛し続けている日本中の音楽好きのためにこそ、是非ともギネス・ブックにその証を記してほしいところだ。

「billboard TOP40」以外でもテレビ神奈川には、いまだにyoutubeで見返す「Club CHR」でのroddy frameの名唱もあったし、デビュー間もない頃のミスチル桜井やアンジャッシュが出演する洋楽番組があったり、またまめにハガキを書いて何度かTシャツ・プレゼントにも当選したり...と色んな思い出がある。90年代の音楽生活には欠かせない存在だった。

AZTEC CAMERA-THE BELLE OF THE BALL(Club CHR)
http://www.youtube.com/watch?v=OgWl8fyOioU




それからアルカラの4曲入りEP「おかわりください」が素晴らしい。サイコミュのごとくにやたらめったらでも的確に繰り出される音の塊、緩急に緊急停止、途中で味が変わったり、「秘密基地」につながっていたり、そんな仕掛けにはっとする間もなく超キャッチーなコーラスにもっていかれるのだから、濃縮還元アルカラのおかわりくださいといわずにいられない。

アルカラ- ミックスジュース
http://www.youtube.com/watch?v=6iiz9-1jImY
アルカラ「おかわりください」
http://itunes.apple.com/jp/album/okawarikudasai-ep/id500647690

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2012年02月23日

思えば遠くへ来たもんダウンロード

湿った雪は朝までに5cm程積もり、昼前に一時みぞれに変わった後、雨になった。カサカサと降る白い雪がみぞれに透けてバラバラと雨へ変わるのも、つまり冬から春のへの移ろいであるな...と風流に耽ったりすると、雪と雨でグッシャグッシャになった道端では、トラックに水をたっぷり含んだ雪をあびせられ、靴の中はとっくに湿っていて、...最高気温2℃も冷たい雨に変わりなかった。



iTunes in the cloudが個人的にまだ関係がないこともあって、ソニー・ミュージック楽曲の解禁ほどはインパクトも有難味も薄いように思われたiTunesの新機能だったが、これまでアプリに限られていた購入済商品の再ダウンロードが音楽でも可能になったのはうれしい。また購入済み楽曲分を差し引いた差額でアルバムを購入できるコンプリート・マイ・アルバム機能も良心的。

シングル曲を購入し気に入った際には、アルバムをCDで購入する場合が多く、コンプリート・マイ・アルバムについては今のところ使う機会もないが、購入済み楽曲の再ダウンロードのほうは、ひとつ前のパソコンとともに吹っ飛んだままになっている曲が結構あったので早速試してみた。ちょうど聴きたいと思っていたsimple mindsのalive and kickingやcorey hartのin your soul、pacaroti & friendsコンサートのordinary worldとlinger、そして購入していたことさえ忘れていた「そりすべり」も数年ぶりに我がiTunesに帰ってくることになった。


ただし、eskobarのinto spaceのように現在取り扱いのないもの、また購入後品質等についてアップルに問い合わせ、1曲分のソングクレジットでお茶を濁されたものなどは購入済みリストにも表示されず、再ダウンロードできないようになっている。例えば、音質について問い合わせたduran duranのwhite lines(live in london)、終了後の1分間の無音状態を指摘し、その後修正されたa-haのtake on me(1984 12" mix)も、購入履歴は残るものの実質的には購入していないことになるようで対象外。wang chungのeverybody have fun tonightは、それを収録していたベスト盤自体の取り扱いがなくなっていた。

高く分厚かったレコード会社の壁をやっと乗り越えたというのに、ちょっと行き届かないところが惜しくもあり、またらしくもあるわけだが、かつて聴きたい気分にまかせてダウンロードした曲を久しぶりに、こんな曲も買ってたんだという小さな驚きとともにこうしてまた気軽に振り返るのは、ラジオから好きな曲気に入った曲を録音していったカセットテープを聴き返してみる感覚にも似て楽しい。


しかし、ここまで至れり尽くせりの補償が付き、CDにとって最後の拠り所でもあったいわば「形のないデータに対する不安」が実質解消されてしまうとなると、当然CD離れはさらに加速するに違いなく、TDKのカセットテープAEの頃から思えば、ずいぶんと遠くまで来てしまったんだな...と何かしみじみとして、電車の中で涙を堪えながら大きなおにぎりを頬張る古谷一行の姿まで思い出された...。
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2012年02月22日

今さらred carpet massacre

21日に行われたブリット・アワーズ受賞式では、先日のグラミー賞におけるadeleの6部門受賞に匹敵するようなインパクトも端から期待できず、受賞結果について特に盛り上がることもないが、ライブ・パフォーマンスは見応え十分。

http://www.youtube.com/user/BRITAwardsVEVO

目玉はなんといっても功労賞受賞のblur。girls & boys/song2/parklife/tender/this is the lowの5曲を披露。楽曲も今だ輝きを失わず演奏も素晴らしい。授賞式に先立ち19日に行われたwar child 2012で解禁となった新曲under the west wayも、飄々と物悲しいdemon節炸裂のいわば“blow me out, i am so sad i don't know why”な名曲であり、全然功労賞らしくないところもすごい。それとは別に、90年代のアーティストが功労賞を受賞する時代になってしまったこの容赦ない時の流れにはしばし愕然。duran duranが功労賞を受賞した2004年から数えれば順当以外の何物でもないわけだが、90年代までもが振り返られ称えられる対象となる傍らに、何しろ功がないゆえに労われる所以もないこの情けない我が身を認めると、...大きなため息が出た。

under the westway
http://www.youtube.com/watch?v=9WPKXPgMkbc

ほかにはnoel gallagherとchris martinの豪華競演もあり、albumof the yearとbritish female solo artistの2部門(british single部門もsomeone like youでよかったと思うのだが...)で受賞したadeleもrolling in the deepで本国でのステージ復帰を果たした。

一方アメリカでは、グラミー賞効果によってすでに660万枚を超えていたadeleの“21”がこの期に及んで1週間で73万枚も売れ、リリースから1周年で(チャート初登場からは1週間早く)、しかもイギリスより先に、21週目の1位を達成してしまうらしい。



昨年末すでに4月頃の予定が伝えられていたmystery jetsの4thアルバムのリリースが正式に決定。タイトルは“radlands”で、4月30日リリース。レコーディングの大半は、テキサス州オースティン、コロラド川沿いのひなびた木造の一軒家にて行われ、album trailerの雰囲気及びそこから聞こえてくる曲からしてもフォーキーでカントリーなスタイルを思わせるが、彼等のことだからそう単純な話ではないだろう。80年代ポップを極めた名盤serotoninの次に一体何をどんな風にしたのか...、気になって仕方ない。

http://mysteryjets.com/



日本のiTunes storeでもついにソニー・ミュージック作品(洋楽中心)の配信が始まった。確かにoasisもmanic street preachersもwham!もdead or aliveもsadeもprefab sproutもある。paul youngのthe secret of associationまである。これで品揃えもかなり豊富になるわけだが、それにしても今の今までmichael jackson/beyonce/celine dion/oasis/といったメジャーどころがすっかり抜け落ちていたというのは改めてなかなかにひどい状況であったなと思う。

遅きに失した感は否めないものの、レコード会社の壁を超えたのはひとまず歓迎すべきことだし、これまでふと思い立って探してみても見つからなかった曲が、今後またふと思いついた時にひっそり追加されていたりしたら、それはちょっとうれしい。ちなみにduran duranのastronautとred carpet massacreもしっかり追加されている。

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2012年02月21日

アデル4位...!?

暖かい朝だなと思って外を見ると、もさもさと雪が降っていた。ふんわりかさっとではあったものの10cmほどの積雪。しかし東の空に現れた太陽がいつになく濃厚なオレンジ色をして、まるでジュッと音がしてそこから雪雲が燃えているようだと思っていたら、そのごとくに急激に嘘みたいに晴れ渡った。強い陽射しに、雪も午前中にはすっかり解け、日当たりのいい道はすでに乾きつつあった。風が強めでも最高気温3℃、午後にはやっとまともな春の足音を聞いた気がした。まぁ明朝は−9℃らしいのだが...。



グラミー賞効果でここ日本でもついにadeleの“21”が売れ出した。最新のオリコンチャートにおいて、“21”が先週から4倍のセールスを記録し、23位から4位に急浮上、リリースから1年以上を経て初のトップ10入り。また“21”の勢いにつられて、1stアルバム“19”も159位から45位で3年10ヶ月ぶりのトップ100返り咲き、昨年12月リリースのlive at the royal albert hallも61位。うれしいことではあるけれど、それでも総売り上げはまだ10万枚ちょっと...。世界中で1年間売れ続け、全米/全英ともに20週1位を記録したアルバムを、このインターネットの時代に、テレビや洋楽雑誌が取り上げないから、日本に来ないからといって、ずっと聴き逃してきたという事実に唖然とする。テレビと洋楽雑誌の匙加減に左右されすぎな気がする。


イギリスにおける“21”と“19”の現時点でのセールスはそれぞれ400万枚と200万枚目前。イギリスでは休養明け初ステージとなる21日のブリット・アワーズのパフォーマンス後、ほどなくして2枚で600万枚を超えるだろうと言われている。someone like youを披露、直後にiTunes storeからそのライブ音源が配信されたこともあり、翌週にはsomeone like youが47位から1位に急上昇、それまで3週連続1位だったアルバム“21”もさらに19万枚上乗せして4週連続1位。まだ4位だったrolling in the deepとあわせて、シングル/アルバム両チャートにおいてそれぞれ1位と4位にadeleが並ぶことになり、1964年のthe beatles以来となる「シングル/アルバム両チャートトップ5内に同時に2作品ずつランクイン」の快挙も成し遂げてしまった...そんな昨年のブリット・アワーズ後の反響を振り返れば、それも当然。

来週のUKチャートでは“21”が21日のブリット・アワーズ効果でついに21週目の1位を達成するに違いない...そのアルバムが1年かけて4位とは...。
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2012年02月20日

emeli sande初登場1位!

最新のUKアルバム・チャート、初登場1位はemeli sandeのデビュー・アルバムour version of events。1週間で113,000枚以上を売り上げ、lana del reyのborn to die(117,000枚)に次いで今年2番目の最速セールスを記録。僅差なのでどうせなら追い抜いてもらいたかったし、シングルnext to meが初登場2位に留まったのも残念ではあるけれど普通に考えれば申し分なく、また彼女の輝かしい未来にとってはほんのはじまりに過ぎないだろうから、...やっぱりとりあえずめでたい。

先週まで2週連続1位だったlana del reyが2位、そして先週グラミー賞で6部門受賞及びステージ復帰を果たしたadeleの“21”は5位から3位へ、さらに何故か“19”も23位から9位へ再浮上。グラミー賞効果も強力な上位に2作には叶わず、“21”の21週目の1位もおあずけとなった。今週21日にはブリット・アワーズが控えているので、順当にいけばそれも来週には達成されるはず。“21”の21週1位か、emeli sandeの2週連続1位か、来週はどっちに転がっても楽しみでちょっと複雑な1位になりそう。


トップ10内の初登場はemeli sandeのほかに、4位のgotye(making mirros)とwhitney houston(the greatest hits)。whitney houstonはもう一枚the essentialも40位に登場しているが、シングル・チャートでは14位のi will always love youを筆頭に、100位以内に13曲が並んでいる。別れを惜しむごく自然な反応であり、それでもこうして素晴らしい作品は愛され続けていくという証でもあるけれど、それゆえにもったいなく残念で寂しさも募る。

michael jacksonのときもamy winehouseのときも同様に、悲しみに沈む傍らで音楽界もチャートもそれぞれの作品で埋め尽くされた。またしても喪失感と音楽が放つ煌きの狭間に揺れる。いつか必ずやってくる避けがたいことであればこそ、しかるべきときまで、できるだけ先延ばしにしてもらいたいと切に思う。
posted by atons at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする